下島温泉
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下島温泉(したじまおんせん)は、岐阜県下呂市(旧国飛騨国)にある温泉。
泉質
温泉地には放射能泉も存在する。
温泉街
下呂市小坂地域の山間部、小坂川の支流濁河川沿いに温泉地が広がる。
温泉地の近く、濁河川を1kmほど遡ると「巌立」と呼ばれる巨大な安山岩の岩壁がある。御嶽山から流れ出た溶岩流が冷えて固まったもの。滝も存在する巌立周辺の渓谷を「巌立峡」と呼び、下島温泉から森林浴をしながらのハイキングコースとなっている。巌立峡は、飛騨・美濃紅葉三十三選に選定されている。
日帰り入浴施設は一軒、「巌立峡ひめしゃがの湯」が存在する。玄関前には、飲泉場が設置されている。この施設の泉源は従来の下島温泉のものとは異なり、湧出したときは無色透明であるが、すぐに茶褐色に変色する。
歴史
開湯は約400年前であるとされる。傷に対する効能が高いとされ、古くは「傷湯」の異名を持ち湯治場であった。