上野俊樹

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上野 俊樹 (うえの としき、1942年9月30日 - 1999年5月5日)は、日本経済学者

経歴

大阪市西成区出身。1968年3月、早稲田大学第一政経学部卒業。1973年3月、大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1973年4月、立命館大学助教授、1983年4月同教授。1992年10月博士経済学)(立命館大学)。1999年5月5日膵臓癌にて死去(享年56)。1999年5月、立命館大学名誉教授。子息・上野虎介(とらすけ)の名前は、元京都府知事・蜷川虎三と恩師・見田石介の名前から彼が付けた。

研究分野は、イデオロギー論、現代資本主義論国家論民族理論など多岐にわたる。主著に『経済学とイデオロギー』、『アルチュセールとプーランツァス』、『上野俊樹著作集』全5巻、など。土曜会という名称の学閥を形成し、立命館大学などから京都大学大阪市立大学などの大学院に弟子を進学させ、多くの大学教員の育成に貢献した。見田石介の弟子の一人であり、判読しにくい彼の原稿を読まされたり、彼の死判明の夜、棺桶の横で一夜を明かした。見田石介著作集編纂時に、その解説を、鈴木茂(哲学専攻)と分担執筆した。

著書