上村次敏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上村 次敏(うえむら つぐとし 1934年 - 1998年)は、日本の画家。逆さ絵や錯視を利用した精密な作品が特徴とされる。
略歴
- 1934年、福岡県久留米市に生まれる。以後主に埼玉県所沢市で生活する。
- 1957年、武蔵野美術学校に入学。
- 1959年、同校在学中に第3回シェル美術賞を受賞する。
- 1961年、丸善石油美術奨励賞選抜展出展。卒業課題の卒業制作を担当教授に有名作家のコピーと誤解され、卒業できず同校中退。翌年の第2回太平洋青年美術家展に入選、さらに2年後の1963年には第3回パリ青年ビエンナーレ展に日本代表として宮脇愛子、渡辺恂三、工藤哲巳らと共に、フランス国立近代美術館に出展。同年、現代日本美術展入選、二紀会同人努力賞受賞。
- 1967年、第4回国際青年美術家展に入選。
- 1982年、青木画廊第1回個展開催。
- 1986年、青木画廊第2回個展「交錯する視角、二つの視点?」開催。
- 1997年、TIaF展(東京国際アート・フェスティバル展)を東京国際フォーラムで開催。
- 1998年、没。享年64。