一発屋
テンプレート:複数の問題 テンプレート:Otheruseslist テンプレート:Sister 一発屋(いっぱつや)とは、大舞台で一時的にのみ活躍を見せた歌手、映画監督、芸人、作家、スポーツ選手等を侮蔑した呼称表現である。
元々は野球において長打やホームランを狙う選手を指す言葉であったが、現在では一時的にのみ活躍した選手を指してスポーツ全般に拡大して用いられるようになった(2年目のジンクスも参照)。本記事では、後者の印象から転じて用いられるようになった「一発屋」について説明する。
概要
一作品のみが大ヒット、または一時的に大活躍して、その後はヒットしない、または名前が聞かれなくなった人を侮蔑する俗語。英語では「one-hit wonder」と呼ばれる。
2000年代後半から、お笑いタレント(小島よしお、ダンディ坂野等)など、一発屋であることを売りにテレビで活躍する人も増えている。一発屋とされているタレントの出演に積極的な番組も存在する。
主に発信者と受信者の情報共有・意思共有・相互理解が困難なテレビ等のメディアで多用される言葉である。
一発屋に関する発言
歌手の円広志は「一発屋はキャラクター」、元・猿岩石の有吉弘行は「一発屋から再起するのに必要なことは、まず一発屋であることを認めること」だと語り、自身が一発屋であることをネタにしている[1]。有吉は猿岩石としてブレイクした後に活躍が激減し、解散してから毒舌キャラで再びテレビ出演が増えた経歴から「1.5発屋」、「二発屋」と自称している[2]。
一発屋に関する作品
音楽
元・アラジンの高原兄が『天下無敵の一発屋』という曲を発売した(1994年6月8日発売のシングル『完全無欠のロックンローラー』のカップリングに収録)。2008年10月22日発売の『クイズ!ヘキサゴンII』からのコンピレーションアルバム『WE LOVE ヘキサゴン』に波田陽区、ダンディ坂野、小島よしお、金剛地武志の四人組ユニット「一発屋2008」によるリメイク版『天下無敵の一発屋2008』が収録された。
2000年8月27日には『ウラネタ芸能ワイド 週刊えみぃSHOW』の企画で堀江淳、円広志、田中昌之の自身を「一発屋」と称する3人による企画ユニット「さっぱりネットワーク」が『今夜だけのステージ』でCDデビューした。
2012年12月19日放送の「爆問パニックフェイス!今!この芸人がスゴイSP」において一発屋芸人25名が「We Are The World」のカバー曲「We Are The 一発屋」を歌っている。メンバーは以下の通り。
- ムーディ勝山・波田陽区・テツandトモ・響(小林優介・長友光弘)・ねづっち(Wコロン)・レイザーラモンHG・長州小力・ノッチ(デンジャラス)・ヒロシ・コウメ太夫・楽しんご・クールポコ。(せんちゃん・小野まじめ)・ジョイマン(池谷和志・高木晋哉)・レギュラー(松本康太・西川晃啓)・鼠先輩・髭男爵(ひぐち君・山田ルイ53世)・坂本ちゃん(アルカリ三世)・ダンディ坂野・小島よしお
脚注
参考文献
- 『こりゃびっくりのマル珍ヒット商売―一攫千金を狙う一発屋たち』- びっくりデータ情報部(1994年, ISBN 9784309490496)
- 宝泉薫『歌謡界「一発屋」伝説』(1998年,ISBN 9784882026051)、『芸能界「一発屋」外伝―“笑いと哀しみ”の一発屋ワールド』(1999年,ISBN 9784882026099)、『決定版「一発屋」大全』(2001年,ISBN 9784882026181)、『普及版 これが一発屋だ!』(2003年,ISBN 9784882028635)