ワールドバザール
ワールドバザール(World Bazaar 略称:W/B)とは、東京ディズニーリゾート (TDR) の東京ディズニーランド (TDL) にあるテーマランドの一つである。
「オールウェザーカバー」(全天候型屋根)という全面ガラス張りの屋根がついている建物部分と、メインエントランス、セントラルプラザ全域を範囲としている。
目次
概要
ワールドバザールはTDL以外のディズニー・テーマパークでは「メインストリートUSA」という名称になっており、TDLのみ異なる。これは、TDLでは「オールウェザーカバー」がついており、ストリートと言うよりは一つの建物になっているからである。オールウェザーカバーは、梅雨や台風など、雨が降ることが多い日本の気候に配慮したもので、特殊なガラスが4,000枚使用されている。この部分はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアがモデルとされる理由の一つになっている。
ワールドバザールはメインストリートUSAと同じく、ウォルトの生まれ故郷、ミズーリ州のマーセリンがモデルとなっている。BGMも19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで流行したラグタイムが多用されており、「古きよき時代のアメリカ」の雰囲気を醸し出している。
大きく分けて4つの区域に分かれている。区域名と主要施設は以下の通り。
- MO1 - グランドエンポーリアム、カメラセンター、センターストリートコーヒーハウス
- MO2 - メインストリートハウス、ワールドバザール・コンフェクショナリー、イーストサイドカフェ
- MO3 - タウンセンターファッション、トイ・ステーション、れすとらん北齋、スゥイートハートカフェ
- MO4 - ハウス・オブ・グリーティング、ホームストア、ディズニー&カンパニー、ディズニーギャラリー、リフレッシュメントコーナー、クラブ33
15周年までにMO1にあったガイドツアーロビーを廃し、メインストリートハウスを移設し、メインストリートハウス跡地にディズニーコレクションとムービープレミアショーケースを開店した。
開園25周年に向け、大規模な設備改修と店舗の統廃合を実施していた。
- MO1 - メインストリートシネマ、タウンクロージアーズを閉店しエンポーリアムを拡張、グランドエンポーリアムとし、一部にカメラセンターを移築した。
- MO2 - ムービープレミアショーケースとディズニーコレクションを閉店し、カメラセンターをMO1に移転させ、コンフェクショナリーを拡張した。集中レジ方式を初採用。
- MO3 - ニューセンチュリー・クロックショップでアクセサリーの取り扱いを開始(名称をハリントンズ・ジュエリー&ウォッチに変更)。トイキングダム、ストーリーブックストア、アップタウンブティックを閉店してタウンセンターファッションを、ミッキーのモダンメモリー、ビーバップ・ホップを閉店してトイ・ステーションを開店。ペニーアーケードを縮小。
- MO4 - ビクトリアズ・ジュエリーボックスを閉店し、ハウス・オブ・グリーティングを拡張。新たに書籍・CD・DVDの取り扱いを開始。
施設
アトラクション
- ペニーアーケード (MO3)
- ディズニーギャラリー (MO4)
- オムニバス (PL)
ショップ
- MO1
- MO2
- MO3
- MO4
レストラン
- MO1
- MO2
- MO3
- MO4
サービス施設(非公開施設を含む)
- メインストリートハウス (MO2)
- ゲストリレーション・ウィンドウ(パーク内) (ME)
- ベビーカー車椅子レンタル (ME)
- 配送センター (ME)
- 迷子センター (MO1)
- ベビーセンター (MO1)
- 新日本石油ラウンジ (MO2)
- 三井住友銀行浦安支店東京ディズニーランド出張所 (MO4)
以前、ワールドバザールには「ファイアーエンジン」と「ホースレスキャリッジ」という自動車のアトラクションが存在したが、車体が東京ディズニーシーの「ビッグシティ・ヴィークル」というアトラクションに移転したため、現在、この2つのアトラクションは存在しない(移転した「ビッグシティ・ヴィークル」でしばらく使用されていたが、現在は廃車されており、使用されていた自動車は現存しない)。だが、公式ではクローズ(廃止)ではなく無期限の休止という扱いになっているため、プラザなどの3ヶ所には未だに乗降場所を示す看板が立っており、「休止中」と書かれている。
また、一般ゲストには非公開だが「クラブ33」という会員制のレストランが存在する。これは、TDRの経営・運営を統括するオリエンタルランドが入会を承認した会員(主に地元の名士やTDR計画に多大な協力をした人物等を対象とした個人会員と、公式スポンサー等の法人会員からなる)および会員の紹介があったゲストのみが利用できる施設である。(詳しくはクラブ33の項目へ)。入り口は「三井住友銀行」の横。入り口のドアには「33」と書かれている。
クローズした施設
クローズしたアトラクション
- メインストリート・ビークル:ファイアーエンジン (PL)
- メインストリート・ビークル:ホースレスキャリッジ (PL)
- メインストリート・シネマ (MO1)
クローズしたショップ
- サウスサイド・ハバダッシュリー (MO4)
- シグネチャーショップ (MO4)
- チャイナキャビネット (MO4)
- タウンクロージアーズ (MO1)
- ムービープレミアショーケース (MO2)
- ディズニーコレクション (MO2)
- エンポーリアム (MO1)
- コンフェクショナリー (MO2)
- ニューセンチュリー・クロックショップ (MO3)
- トイキングダム (MO3) ※2007年5月6日クローズ
- ストーリーブック・ストア (MO3) ※2007年5月6日クローズ
- アップタウン・ブティック (MO3) ※2007年5月6日クローズ
- ミッキーのモダーンメモリー (MO3) ※2007年5月6日クローズ
- ビーバップ・ホップ (MO3) ※2007年5月6日クローズ
- ビクトリアズ・ジュエリーボックス (MO4) ※2007年11月15日クローズ
クローズしたレストラン
- アイスクリームパーラー (MO3)
- シトラスハウス (MO4)
- レインボー・フルーツマーケット (MO4)
- ペイストリーパレス (レストラン) (MO3)
- スウィートハート・カフェ (レストラン) (MO3)
クローズしたサービス施設
- メインストリートハウス (旧) (MO2)
- ガイドツアーロビー (MO2)
エンターテイメント
終了したエンターテイメント
その他
- 建物の一つ一つにはその建物の年代と番地が書かれている(年代は建物の上部に、番地は建物の各入口にそれぞれ書かれている)。また、窓には開園当時のオリエンタルランド社長であった高橋政知や、ウォルト・ディズニー、兄のロイ・O・ディズニーの名が残されている。これはアナハイムのディズニーランドが開園する際に、ウォルトが自分に関わる人の名を感謝の気持ちとしてメインストリートUSAの窓に残したことに因んでいる。
- メインストリート(メインエントランスからプラザへ向かう道)にある建物のデザインはアールヌーボー様式で、センターストリート(アドベンチャーランドとトゥモローランドを結ぶ、メインストリートに交差している道)の建物はアールデコ様式となっている。
- 三井住友銀行浦安支店東京ディズニーランド出張所に派遣されている銀行員(無論三井住友銀行の社員)は、他のキャストと同じワールドバザールの時代設定にあわせたTDLが用意したコスチューム(制服)・およびネームタグ(名札)を着用して業務を行っている。開園から数年(当時:三井銀行)は一般のゲストも口座を開設することができ、特別なデザインの通帳も用意されていたが、現在は一般ゲストの口座開設は出来ない。
関連項目
外部リンク
- ワールドバザール - 東京ディズニーランド
テンプレート:ワールドバザール テンプレート:東京ディズニーランドのアトラクション テンプレート:東京ディズニーリゾート テンプレート:TDR-stuben:Main Street, U.S.A.#Tokyo Disneyland