レンチナン
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テンプレート:Drugbox レンチナン(Lentinan)とは、抗悪性腫瘍剤の一種。シイタケの子実体より抽出した多糖体を精製した物質である。商品名レンチナン、レナカット。静注又は、点滴静注で用いる。
効能・効果
手術不能又は再発胃癌患者におけるテガフール経口投与との併用による生存期間の延長。また、大腸がん[1]でも局所免疫能の抑制の緩和が報告されている。なお、単独の効果は不明。
副作用
重大な副作用としてショック。他に悪心・嘔吐、胸部圧迫感など。
作用機序
マクロファージ、T細胞、NK細胞に作用し、免疫力を増強し抗腫瘍効果をあらわす。本剤が直接的に腫瘍細胞を攻撃するものではない。
参考文献
- ↑ 柴田昌彦他『大腸癌の局所免疫動態に及ぼすレンチナンの影響について』日本消化器外科学会雑誌27(2月号)<特集>第43回日本消化器外科学会総会, 479, 1994-02-01
- 『レンチナン静注用1mg』医薬品インタビューフォーム・2006年9月(改訂第2版)(味の素株式会社・大鵬薬品工業株式会社)