リボンナポリン
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テンプレート:Infobox 飲料 テンプレート:Vertical images list リボンナポリン(Ribbon NAPOLIN)とは、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(旧・サッポロ飲料) が販売するサイダーの一種である。
同じくポッカサッポロが販売する「リボンシトロン」の姉妹品で、オレンジ色に着色されたその色は一見毒々しく見えるが、北海道では古くから存在する定番商品として馴染んでいる。このオレンジ色はコチニール色素によるものである。
概要
1911年(明治44年)、旧大日本麦酒(現サッポロビール)により生み出される。 戦争で休売となるが、戦後から数年の1954年(昭和29年)に発売再開。 その時より北海道限定となる[1]。
発売当時はブラッドオレンジを原料に使用していたので、 地中海を代表する果実ということで、地中海に面したイタリアの都市「ナポリ」にちなんで「ナポリン」と命名したという[1]。
リボンナポリンは現在、北海道限定品として販売されており、他の地域では北海道のアンテナショップや、北海道物産展等のイベント以外では滅多に見かけることはない。しかし以前より首都圏のスーパーで神出鬼没的に通常の炭酸飲料として販売されていることもある。
変遷
- 2007年4月に「リボンナポリンAquaClear」としてリニューアル。原材料から食塩が除外された(ラベルに「食塩」の記載がない)。
- 2007年10月には北海道産練乳をブレンドした「リボンナポリン北海道練乳ソーダ」(500mlペットボトル)を発売。
- 2008年7月にアトラスより発売されたPlayStation 2用ソフト、ペルソナ4にゲーム内アイテムとしてリボンシトロンとリボンナポリンが登場した。
- 2009年3月16日には名称が再び「リボンナポリン」に戻っている。リボンちゃんにも手が加えられ、かつては服とリボンにしか色がついていなかったが、肌などにも色がつくようになった。
- 2009年4月にはブラッドオレンジを加えた「太陽いっぱいのリボンナポリン」(500mlペットボトル)を発売。同時にもりもとから、ナポリンを使ったゼリー「太陽いっぱいのナポリンゼリー」が発売された。
- 2011年3月には100周年を記念してパッケージがリニューアルされ、カロリーゼロの新商品「リボンナポリンゼロカロリー」が発売された[2]。
- また、発売100周年を迎えた2011年からは長年の感謝と北海道の地域活性化のために「リボンでつなごう!北海道。」プロジェクトを立ち上げ、その一環として、同年6月から9月までの期間限定で北海道各地にある47のキャラクターとコラボレーションした「北海道キャラクターコラボラベル」を発売[3]。このプロジェクトは2012年以降も継続しており、同年5月に発売された「北海道キャラクターコラボラベル2012」では参加キャラクターが91に増加[4]。2013年6月に発売された「北海道キャラクターコラボラベル2013」では参加キャラクターが115に増加されている[5]。
- 元々炭酸が強めの製品であるが故、冷蔵庫などで冷やしていない状態で開栓すると吹きこぼれが発生しやすい状況となるため、2013年8月14日出荷分をもって1.5Lペットボトルの販売を一時休止した[6]。その後、同年10月7日に販売を再開している[7]。
- 2013年10月28日には、2014年で「Ribbon」ブランドの誕生100周年を迎えるに当たり、同年生誕40周年を迎えるサンリオのキャラクター「ハローキティ」とのコラボレーションが実現し、2013年12月いっぱいまでの期間限定で、500mlペットボトルと1.5Lペットボトルに「ハローキティコラボラベル」を設定した[8](「ハローキティコラボラベル」は「Ribbon シトロン」・「Ribbon 純水あっさりグレープフルーツ」の同サイズにも設定される)。
- 2014年4月14日には「リボンシトロン」と共に全面刷新。3年ぶりの全面刷新となる今回はオレンジ基調はそのままだが、「リボンシトロン」と統一されたデザインとなり、500ml缶を追加。「リボンシトロン」同様、500mlペットボトルは内容量を減らして450mlに変更した[9]。
リボンナポリンが登場した作品
コラボ商品
- 2009年、不二家とサッポロ飲料との共同開発商品として「リボンナポリンキャンディ」が北海道限定で発売された。
- 2012年、赤城乳業とサッポロ飲料との共同開発商品として「リボンナポリンアイス」が北海道限定で発売された。