ラザホージウム
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テンプレート:Elementbox ラザホージウム(テンプレート:Lang-en-short)は原子番号104の元素。元素記号は Rf。超ウラン元素、超アクチノイド元素である。安定核種は存在しない。化学的性質はジルコニウム、ハフニウムに類似していることが分かっている。フッ素とは反応しにくい。以前、ソ連において Kurchatovium(テンプレート:Lang-ru-short)、Ku と呼ばれていた[1]。
- 同位体に関しては、ラザホージウムの同位体を参照。
歴史
1969年、カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ合衆国)でアルバート・ギオルソらが、カリホルニウム249に炭素12、炭素13を当てて、ラザホージウム257、ラザホージウム259を作った(他に1964年、ソ連のドゥブナ合同原子核研究所が発見したとの報告例あり)。
長らく元素名が決められず、系統名でウンニルクアジウム (Unq) と呼ばれていたが、1997年にIUPACがラザホージウムを正式名称として承認した[2]。ニュージーランド生まれ、英国の物理学者アーネスト・ラザフォードの名に由来する。決定当初の日本語名にはラザフォルジウム、ラザフォージウム等いくつかの表記揺れがあった。