ヨッシーのクッキー

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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infoboxヨッシーのクッキー』(Yoshi's Cookie)は、任天堂から発売されたゲームソフトパズルゲームに分類される。BPS (Bullet-Proof Software)のゲーム『INARO』と、ホームデータ(現・魔法)のロケテストのみ稼働だったアーケードゲーム・ヘルメティカ[1]が元になっている。

1992年11月21日ファミリーコンピュータ(以下、FC)版とゲームボーイ(以下、GB)版が発売された。その後1993年にはスーパーファミコン(以下、SFC)へ、2003年にはニンテンドーゲームキューブへも移植されている。SFC版はBPSからの発売となっている。またニンテンドーゲームキューブ版は『NINTENDOパズルコレクション』の1ゲームとして『Dr.マリオ』、『パネルでポン』と共に収録された。

2008年6月10日にはWiiバーチャルコンソール対応ソフトとしてもFC版の配信が開始されたが、2013年10月11日をもって配信を終了した。これに伴い、既に購入済みのユーザーも本ソフトを再ダウンロードすることはできなくなっている。

内容

マリオヨッシーがコンビを組むクッキー屋が次々とクッキーを作っていくという設定。クッキーは、ハート、フラワー、チェック、ダイアモンド、サークル、ヨッシーの6種類。カーソルを軸にクッキーを縦横に移動させ、縦か横の1列を同じクッキーで揃えると、クッキーを消すことが出来る。クッキーが縦横どちらかが詰まってしまうとゲームオーバー。1人用プレイはこの繰り返しでクッキーを全て消せばクリアとなる。

シリーズ

1992年
『ヨッシーのクッキー』(ファミリーコンピュータ
ゲームボーイ版と同時発売。基本的な要素はこの頃より一通り揃っていた。対戦モードは2人専用で、一画面対戦となる。なお、1Pモードのプレイ画面は他のシリーズと異なりコック姿のマリオのみである。
『ヨッシーのクッキー』(ゲームボーイ
ファミコン版と同時発売。画面はモノクロだが、内容はファミコン版にも劣らない。1Pモードではプレイ画面ではヨッシーも登場する。マリオはファミコン版と異なりオーバーオール姿である。対戦モードはアダプタを介し4人まで参加可能。1人でもコンピュータを相手に対戦することが出来る。
1993年
『ヨッシーのクッキー』(スーパーファミコン
BPS発売。ハードがスーパーファミコンになったことで、画面がよりカラフルに進化している。対戦モードは1画面で、2人まで対戦可能なほか、コンピュータとも対戦することが出来る。また、「Puzzle」という本作独自のモードも搭載。
2003年
NINTENDOパズルコレクション』(ニンテンドーゲームキューブ
収録作品のひとつとして登場。他の収録作品と違い、新規に制作されている。グラフィックの美麗さはシリーズ随一で、オプション項目も充実しているシリーズの集大成。コンピュータを相手に勝ち進むストーリーモードやルールを解説するモードが新たに搭載されている。VS(たいせん)モードは1画面で4人まで参加可能。本作はマリオシリーズから様々なキャラクターが登場しており、スプークやクリボンといったキャラクターも登場している。『スーパーマリオブラザーズ』からはルイージを除く全キャラが登場している。

ゲームモード

1P

フィールド内のクッキーを全て消すとクリアになる一人用のモード。ステージは10ステージ×10ラウンド。事前に音楽、難易度を設定できる。GC版では『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』風味のゲーム画面になる。ラウンドをクリアするとマリオとヨッシーによる寸劇『コーヒータイム』が始まる。GC版ではクッパも登場する。

隠しラウンドも存在し、ラウンド10-10をクリアしてエンディングが終わった後しばらく放置していると、ラウンド11から先のラウンドの出し方が表示される。なお、ラウンド11以降はクッキーが、パックンフラワーテレサゲッソークリボースーパーキノコノコノコの甲羅、ヨッシーの7種類に変化する。このうち、ノコノコの甲羅はステージ中1個しかないので(つまり、ヨッシーを組み合わせないと消すことが出来ない)、難易度は格段に跳ね上がる。また、ラウンド11以降はサウンドAが違うものになっている。ラウンド99-10をクリアしたあとのエンディングは、ラウンド10-10をクリアした時のそれに比べて豪華なものになっている。

VS

FC・SFC版では2人、GB・GC版では2〜4人で対戦するゲーム。5×5のフィールドでクッキーを消し合い、先に規定の列を消すか、最後まで制限時間(クッキーを揃えるとリセットされる)を超過にせずに残っていたプレイヤーが勝利。3本取ったプレイヤーの優勝。クッキーは常に満タンの状態になっており、ヨッシーのクッキーを消すとそのとき表示されている効果が発動する。詳細は後述。優勝者が決まると表彰式になり、キャラクターがさまざまなリアクションをとる。

GB版では一人プレイでは使用キャラはマリオのみとなっており、コンピュータの操作キャラクターを残り3人から選ぶ形になっている。ヨッシー、ピーチ、クッパの順で強くなり、クッキーを消すスピードや妨害を仕掛けてくる頻度が上がる。SFC版、GC版では4人の中からキャラクターを自由に選ぶことが出来、また一定条件を満たすとコンピュータの思考能力が上がる。

Puzzle

SFC版のみのモード。いわゆる詰め将棋のようにプレイするモード。

ストーリー

GC版のみのモード。クッパに奪われたピーチ姫の誕生日プレゼント用のクッキーを取り戻すためにマリオとヨッシーが旅をするモード。プレイヤーはマリオ&ヨッシーを使い、道中に立ちはだかる敵とVSのルールで勝負していく。物語は終始『スーパーマリオワールド』風の紙人形劇風味で進んでいく。難易度で登場する敵が変わる。

ヨッシーのクッキー

ヨッシーの形をしたクッキーは、1PとVSでは効果が異なる。1Pの際はどのクッキーとでも列を作れるオールマイティクッキーとして、VSの際は相手や自分に様々な効果をもたらすクッキーとして出現。効果は一定時間ごとに変化し、一部作品では自分に有利となる効果には○、相手に有利となる効果には×が表示される。

  • ±○○の部分には数字が入り、その数だけ対象のプレイヤーのポイントが増減する。
  • BLIND:一定時間、クッキーの真ん中9つの枠に目隠しをする。
  • PANIC:一定時間、クッキーの位置をシャッフルし続ける。その間は操作不能に。
  • SLAVE:一定時間、自分のカーソル移動と同じに相手側も動かすことができる。これに限り、自分に対しての場合は何の効果も無く、○も×も表示されない。一画面対戦の作品では敵のヨッシーのクッキーを揃えてさらに攻撃するテクニックもある。

なお、BLIND,PANIC,SLAVEの頭文字を取るとBPSとなる。INAROの開発元であるBPSに関係しているのかは不明。

対戦で使えるキャラクター

マリオ・マリオ&ヨッシー(GC版の「ストーリー」のプレイヤーキャラクター)
比較的初心者にも扱いやすいキャラクター。すべてにおいて平均的な性能を持っている。
ヨッシー
比較的初心者にも扱いやすいキャラクター。マリオ以外のキャラは長所と短所を持っており、ヨッシーはBLIND、PANIC、SLAVE攻撃を受けたときの効果時間がほかのキャラより短く、ヨッシーのクッキーの効果が変わるまでの時間がほかのキャラより長いという特徴を持つ。後者は、クッキーの効果が変わった瞬間にクッキーを消してしまって自分に不利な展開になってしまった、という状況になりにくい反面、相手に連続攻撃を仕掛けるのが難しいという一面もある。あまり相手に影響されない・相手に影響しない戦い方をするといえよう。
ピーチ
上級者向けのキャラクター。BLIND、PANIC、SLAVE攻撃を受けた時の効果時間がほかのキャラより長く、ヨッシーのクッキーの効果が変わるまでの時間がほかのキャラクターより短いというヨッシーとは正反対の性能をしている。後者は、間違ってヨッシーのクッキーを消してしまって自分が不利になる、という状況を生み出しやすい反面、連鎖で大量のヨッシーのクッキーを出しておけば相手を連続攻撃できる、という利点もある。とにかく連鎖が重要なまさに上級者向けのキャラクターである。
クッパ
中級者向けのキャラクター。タイムゲージの進行がほかのキャラより速く、相手にBLIND、PANIC、SLAVE攻撃を仕掛けたときの効果時間がほかのキャラより長いという特徴を持っている。攻撃力はピーチにも劣らないが、連鎖を仕込んでいる間にTIME OVERになることもよくあるので、的確な状況判断力を必要とするキャラクターである。

ヨッシーのクッキー クルッポンオーブンでクッキー

Nationalの「クルッポンオーブン」の発売記念に500本ほど配られた非売品ソフト。SFC版ヨッシーのクッキーに「クッキング」というアドベンチャー風のゲームモードが追加されたもの。中古市場ではレア物として極めて高値で取引されており、50万円近くで売られている店もある。

CD

ファミコン サウンドヒストリーシリーズ「マリオ ザ ミュージック」(2004年7月22日)
サイトロン・デジタルコンテンツより発売されたCD内の一作品として収録されている。

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. テンプレート:Wayback