ユーラシアエクスプレス殺人事件
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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox ユーラシアエクスプレス殺人事件(ユーラシアエクスプレスさつじんじけん)は、エニックス(現:スクウェア・エニックス)より1998年11月26日に発売された、全編実写映像を特徴とするプレイステーション用ソフトウェア。「シネマアクティブ」第1弾。製作はフォーサム、開発はシステムサコム。
ストーリー
私立探偵である主人公(プレイヤー)は、「黎明女学園」に通う助手の片岡つばさに依頼され、修学旅行に合流するため、中国の上海を出発するユーラシアエクスプレスに乗り込む。上海を出発してすぐに車内で殺人事件が発生してしまう。主人公はつばさと共に次の停車駅までの2時間を使い、殺人事件を解き明かしていく。
主な登場人物
- 田宮京子(榎本加奈子)
- 2年A組生徒。バスケットボール部キャプテン。
- 佐野はるか(馬渕英里何)
- 2年A組生徒。バスケットボール部所属。
- 本郷あみこ(佐藤仁美)
- 2年A組生徒。写真が好きで少しでも捜査が進展した後に貰いに行くと写真をくれる。捜査開始初期にくれる写真は重要なヒント及び証拠になる。
- 和田雪乃(新山千春)
- 2年A組生徒。クラス委員。弓道部所属。
- 土井原早苗(深田恭子)
- 2年A組生徒。事件の第一発見者。そのショックのため捜査がかなり進展した後でないと話を聞けない。
- 森沢千夏(加藤あい)
- 2年A組生徒。
- 山路真由美(中島礼香)
- 2年A組生徒。
- 片岡つばさ(東山麻美)
- 2年A組生徒。主人公の助手。自室にいる時(話を聞けるのはこの時だけ)以外は常に主人公についてくる。
- 西倉孝一(田口浩正)
- 2年C組担任。化学教師。書道部・囲碁部顧問。
- 伊吹かおる(斉藤陽子)
- 学校医。
- 吉川真知子(大野幹代)
- 2年A組担任。英語教師。演劇部顧問。
- 宇佐美啓介(芹沢礼多)
- 2年B組担任。体育教師。テニス部・スキー部顧問。殺人事件の被害者。
- 馬渕亮平(高田純次)
- ユーラシアエクスプレス号乗務員。後部車両接客係。
出演者
- 田宮京子:榎本加奈子
- 佐野はるか:馬渕英里何
- 本郷あみこ:佐藤仁美
- 和田雪乃:新山千春
- 土井原早苗:深田恭子
- 森沢千夏:加藤あい
- 山路真由美:中島礼香
- 片岡つばさ:東山麻美
- 近町小夜:佐伯日菜子
- 江東ユリ:矢沢心
- 西倉孝一:田口浩正
- 伊吹かおる:斉藤陽子
- 吉川真知子:大野幹代
- 宇佐美啓介:芹沢礼多
- 近町小夜(11歳):芦刈悠子
- 本郷あみこ(11歳):山崎綾乃
- 橋本加子(11歳):石渡夕貴
- 女生徒:林由香、相沢しの、秋本麻衣、新舞りあす、五十嵐結花、今井理恵、植木華、大泉恭子、奥田美穂子、上郁香、可愛ゆいか、河内気恵、栗原由紀子、下野有子、杉山恵、武井さとみ、西村ますみ、仁藤三紗子、羽出直美、萩原こうこ、長谷川由夏、長谷川亜美、福島るみ、樋口亜由美、藤田愛、藤井綾乃、町野瞳、冬花ひとみ、渡辺小百合、三橋友美
- 学園長:日野日出志
- タクシードライバー:吉野弘幸
- 受付:金子一馬
- 警官:佐藤浩一、本田浩司
- 旅行者:小島秀夫、吉岡基行、飯野賢治、黒田愛実、森川幸人、谷口誠、板野一郎、セイン・カミュ、ジャクリーン・シラス、ニール・ハレルヤ、Alex、丹沢はづき
- 竹内進一郎:嶋田久作
- カレン浅利:川村一代
- 近町佳恵:島本須美
- 本郷サヨ:南美江
- 馬渕亮平:高田純次
- 小比木玲子:桜井智、雛形あきこ、矢田亜希子、種子
おもなスタッフ
- 企画・製作総指揮:高島健一
- プロデューサー:西国晃、真木透
- 製作プロデューサー:菊地美世志、山仲浩充
- 脚本:中島吾郎
- 脚本・監督:岡田周一
- 監督助手:石川久、遠藤健一、白石克則、川野浩司
- 画コンテ:門脇孝一
- 制服デザイン:田中里枝
- 音楽:梅林茂
- CGプロデューサー:中村一夫
- 撮影協力:明倫高等学校
- 製作協力:フィルムメイカーズ
- システムサコム・テクニカルプロデューサー:井上雅晴
- システムサコム・テクニカルディレクター:廣澤忠隆
- システムサコム・メインプログラマー:増沢茂
- エニックス・プロデューサー:齊藤陽介
- エニックス・エグゼクティブプロデューサー:千田幸信、本多圭司
- エニックス・パブリッシャー:福嶋康博
- 製作:エニックス、フォーサム
備考
- ゲームシステムとしては客室やキャビンにいる教師や生徒、車掌に聞き込みをしたり証拠になるアイテムを入手して犯人を推理していくというもの。
- 「好感度」のパラメータが隠しとして設定(つばさも含む)されており、事件解決後に一番好感度が高い生徒とのキスシーンが入る。「好感度」は基本的に相手との会話で上がるが、相手を怒らせるような質問(セクハラ関連の質問など)をしたり、話しかけずに相手を凝視し続けたりすると下がる。後者の行動をとったり、客室で行動しないでいると相手が怒って客室から追い出され一定時間その部屋に入れなくなる。
- 秘書の小比木玲子を誰が演じるかは事件解決にかかった時間と平均好感度で変化する。
- 殺人事件で死体を調べるのは常識とも言えるが、この作品ではそれに何の意味もない。但し、死体の写真や検案書は重要な証拠になる。
- 時間切れになるとゲームオーバー。また、登場人物の不興を買って一定割合の客室に入れなくなってもゲームオーバーになる。
- この事件の犯人は何故か自分の犯行を隠そうとしない(直接言うわけではないが、確実に自分が不利になる言動をしたりする)。
関連項目
- es - フォーサム製作の実写アドベンチャーゲーム
- øSTORY - シネマアクティブ第2弾
- the FEAR
- コンバットクイーン
- オリエント急行の殺人