ヤンググランプリ
テンプレート:自転車レース ヤンググランプリは、毎年12月のKEIRINグランプリの前日に開かれる競輪のGII競走である。
歴史
当初は1995年にKEIRINグランプリの前座戦という位置付けで、当時活躍していた若手選手9人が選抜され、12月29日に実施し金古将人が優勝したのが始まりであったが、当初実施されたのはこの年だけで以降は開催されなかった。同年1月に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の復興支援競輪(被災地支援競走)という意図があった[1]。
今行われているものの元々の大会は競輪祭の一環として行われた「浜田賞・全日本競輪新人王決定戦」であり、通常の競輪レースと同じくトーナメント形式として開催され、初期は優勝者に全日本競輪王決定戦の決勝レース出場資格が与えられた時もある。
1999年度からの競輪の番組改正で競輪祭の開催が6日間から4日間に短縮された関係で、トーナメント方式での開催は取りやめとなり、過去1年半以内のデビュー選手(S・A級の種別不問)で競走成績が優秀だった選手9人により競輪祭の決勝レース開催日に一発勝負で新人レーサー日本一を決定することとなった。
しかし、2001年度からの競輪の番組制度改革に伴い競輪祭の開催が1月に変更(2002年開催)されたため新人王レースは廃止され、それに代る新人レーサー実力日本一決定戦として、1995年に行ったヤンググランプリの名称を復活させ、それまでの新人王レースに替わる位置づけとしたのがこの大会であり、開催時期も1995年の時と同じく12月のKEIRINグランプリ開催前日(グランプリシリーズ開催2日目、基本的には12月29日)となった(選手の選抜方法は競輪祭・新人王が単発レースとして行われた時代と同じ)。
なお、2008年より12月29日には新設GIのSSカップみのりが行われることになったため、ヤンググランプリはその前日の12月28日に開催されることになったが、特別競輪の開催見直しにより2012年から再び開催日が12月29日に戻されることになった。
出場選手選抜方法
ヤンググランプリの出場選手は、KEIRINグランプリ出場者を除く若手選手の中から、以下の優先順位に従って正選手9名・補欠1名が選抜される。
- 選考期間…当年1月~9月(9ヶ月)(ただし、当年デビューの場合は7月~9月(3ヶ月)のみ)、選考月…10月、最低出走回数…36出走(ただし、当年デビューの場合は12出走)
なお、補欠選手は正選手を除く平均競走得点上位者からさらに順次選抜される。
過去の優勝者
回 | 開催日 | 開催場 | 出場資格 | 優勝者 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 2001年12月29日 | 平塚競輪場 | 82期- | 荒井崇博(82期) |
第2回 | 2002年12月29日 | 立川競輪場 | 84期- | 渡部哲男(84期) |
第3回 | 2003年12月29日 | 京王閣競輪場 | 85期- | 岡田征陽(85期) |
第4回 | 2004年12月29日 | 立川競輪場 | 86期- | 海老根恵太(86期) |
第5回 | 2005年12月29日 | 平塚競輪場 | 87期- | 山崎芳仁(88期) |
第6回 | 2006年12月29日 | 京王閣競輪場 | 88期- | 金成和幸(88期) |
第7回 | 2007年12月29日 | 立川競輪場 | 89期- | 菊地圭尚(89期) |
第8回 | 2008年12月28日 | 平塚競輪場 | 90期- | 飯野祐太(90期) |
第9回 | 2009年12月28日 | 京王閣競輪場 | 91期- | 神山拓弥(91期) |
第10回 | 2010年12月28日 | 立川競輪場 | 92期- | 深谷知広(96期) |
第11回 | 2011年12月28日 | 平塚競輪場 | 95期- | 柴田竜史(96期) |
第12回 | 2012年12月29日 | 京王閣競輪場 | 97期- | 松岡篤哉(97期) |
第13回 | 2013年12月29日 | 立川競輪場 | 99期- | 猪俣康一(99期) |
今後の開催予定
脚注
関連大会
- ルーキーチャンピオンレース(通称・若鷲賞)