ヤマハ・ANシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ANシリーズ(エーエヌ・シリーズ)とはヤマハのシンセサイザーの型番・商品名。アナログ・フィジカル・モデリング音源の一種でアナログシンセサイザーの音を再現する音源方式を採用している。以下の機種がある。
シリーズのモデル
- AN1x
- 1997年発売。キーボードタイプ。61鍵。2パート、10音ポリ。アナログシンセサイザーに留まらず、オルガンモデリングやFM合成を行い、DXピアノの再現を行う。他社のバーチャルアナログシンセサイザーであるNord Lead3が数年後にFM合成を採用したことを考えると、先見の明があった機種といえよう。
- CS1xと同じ筐体を採用している。電源はACアダプタで供給。つまみは8つと他社のバーチャルアナログシンセサイザーに比べて少ない。ヒットはせず日本国内では2000年前後に販売中止となっているが、海外ではその後も継続販売されていた。また国産のバーチャルアナログシンセサイザーでは珍しく太い音が出るということで現在でも根強い人気がある。