濡れ場

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テンプレート:性的 濡れ場ベッドシーンセックスシーンとも)は、映画テレビドラマなどに登場する性交シーンのこと。性交以外の性行為や、性描写のないヌードシーンも濡れ場と呼ばれることがある。濡れ場についての批評家を濡れ場評論家という。芸能界には現在2名の濡れ場評論家がいると言われている。

概要

濡れ場は、情事を意味する「濡れ事」から派生した語である。そもそも、歌舞伎用語の一つであり、これが映画に転じられた。

アダルトビデオなどの撮影では実際に性交を行うことが多いのに対し、一般映画やテレビドラマの撮影ではそのような手法はごくまれであり、ほとんどは裸に見せかけ、布団などの中でそれらしい体勢で接吻や愛撫を交わすなどの演技をするという模擬的なものである。一般映画ではふつう、性交のシーンであっても卑猥になりすぎないようぼかした演出がなされるため、このような撮影手法でもかなりのリアリティを持たせることが出来るのである。

かつては性交や擬似行為を行うことは法律条例自主規制などで厳しく規制されており、『愛のコリーダ』・日活ロマンポルノ・『黒い雪』などでは起訴される騒動になった。詳細はわいせつ物頒布罪を参照。

2007年には、米インディペンデント映画チャンネルNerve.comが共同で「The 50 Greatest Sex Scenes in Cinema」というリストを発表し[1]話題となった。以下はその上位10位である。

1位『赤い影
1988年、監督ニコラス・ローグ、脚本アラン・スコットジュリー・クリスティドナルド・サザーランドによるシーン。
2位『ヒストリー・オブ・バイオレンス
2005年、監督デヴィッド・クローネンバーグ、脚本ジョン・ワグナーヴィンス・ロックヴィゴ・モーテンセンマリア・ベロによるシーン。
3位『マルホランド・ドライブ
2001年、監督・脚本デヴィッド・リンチローラ・エレナ・ハリングナオミ・ワッツによる同性愛シーン。
4位『卒業白書
1983年、監督・脚本ポール・ブリックマントム・クルーズレベッカ・デモーネイによるシーン。
5位『存在の耐えられない軽さ
1988年、監督フィリップ・カウフマンジャン=クロード・カリエール、フィリップ・カウフマン。ダニエル・デイ=ルイスジュリエット・ビノシュによるシーン。
6位『ベティ・ブルー
1985年、監督ジャン=ジャック・ベネックス、脚本フィリップ・ディジャンベアトリス・ダルジャン・ユーグ・アングラードによるシーン。
7位『マイ・ビューティフル・ランドレット
1985年、監督スティーブン・フリアーズ、脚本ハニフ・クレイシ。ダニエル・デイ=ルイスとゴードン・ウォーネックによる同性愛シーン。
8位『セクレタリー
2002年、監督スティーブン・シャインバーグ、脚本エリン・クレシダ・ウィルソンジェームズ・スペイダーマギー・ジレンホールによるシーン。
9位『ビッグ・イージー
1987年、監督ジム・マクブライド、脚本ダニエル・ペトリー・ジュニアデニス・クエイドエレン・バーキンによるシーン。
10位『ヤング・フランケンシュタイン
1974年、監督メル・ブルックス、脚本メル・ブルックス、ジーン・ワイルダーマデリーン・カーンジーン・ワイルダーによるシーン。

脚注

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関連項目

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