ブリューナク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブリューナク (Brionac) は、ケルト神話に登場する武器。
概要
ブリューナクとは「貫くもの」の意味であり、トゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の太陽神ルーが所持するとされている[1]。 穂が5本に分かれており、5つの切っ先から放たれた光は一度に5人の敵を倒したと言われている[1]。
その能力は「必ず勝利をもたらす」だとか「投げると稲妻となって敵を死に至らしめる灼熱の槍」などと言われ、生きていて意思を持っており、自動的に敵に向かって飛んでいくとも言われる。
投石器もしくは投石器から発射される弾(タスラム)だったという説もあり、ルー自身の祖父である「魔眼のバロール」の目を貫いて倒したのもこのブリューナクであるとする解釈もある。