フリブール
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テンプレート:世界の市 フリブール(フランス語:Fribourg、標準ドイツ語:Freiburg im Üechtland 、スイスアレマン語:Fryburg im Üechtland)は、スイスのフリブール州に属する基礎自治体(コミューン) 。
ドイツ語名でフライブルク(正式名はフライブルク・イム・ユヒトラント)と呼ばれることもあるが、「フライブルク」という名の都市はドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州のフライブルク(正式名はフライブルク・イム・ブライスガウ)など各地に存在することから、日本では区別のためもあり、主にフランス語名でフリブールと呼ばれる。
人口は約3万6千人(2003年)。
地勢・産業
サリーヌ川沿いに位置する街。工業のほか、チーズやチョコレートなどの食品産業も発展している。
サリーヌ川を言語境界線が通過しており、スイス領内におけるドイツ語とフランス語の境界線となっている(街の住民は両方の言語を駆使できるという建前だが、実際には多数派のフランス語系住民の中にはドイツ語がほとんど話せない人も多い)。
近隣の都市としては、約30キロ北東にベルン、50キロ南西にローザンヌが位置している。
歴史
1157年、ツェーリング家によって建てられた要塞を起源とする。その後、ハプスブルク家やサヴォイア家の支配も受けた。1481年にスイスの一員となった。カトリック勢力の強い都市で、16世紀における対抗宗教改革における牙城となった。
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