フィラエ神殿
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フィラエ神殿(フィラエしんでん)は、エジプト南部、アスワン近郊にあるヌビア遺跡。
中心となるのがイシス女神を祀るイシス神殿である。現存する神殿はプトレマイオス朝時代に建設されその後ローマ時代にわたって増築が行われてきたものである。
アスワン・ダムの建設により、半水没状態であったが上流のアスワン・ハイ・ダムの建設を機にユネスコにより1980年、フィラエ島からアギルキア島に移築、保存されることとなった。現在はアギルキア島をフィラエ島と呼んでいる。
世界遺産
1979年にユネスコの世界遺産「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」の一部として登録されている。
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。テンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/core
関連項目
- 世界遺産の一覧
- ロゼッタ:欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機。チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星本体へ投下する着陸機は、フィラエ島の名を取り“フィラエ”と命名されている。
- セヘル島 - フィラエ島近くの遺跡のある島