ビームフラッシュ
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テンプレート:出典の明記 ビームフラッシュはじゃんけんから派生した遊び。
ルール
大きく『じゃんけん部』と『ポーズ部』に分けられる。
- 「じゃんけん、ポイ、ポイ、どっち引くの、こっち引くの」という唱和とともに、二度の「ポイ」の掛け声で『手』を2つ出し、「こっち引くの」でどちらかの手を選択してじゃんけんを行う。
- 勝ったほうを『親』とし、親は「あんた馬鹿ね」と言い(この時にあっち向いてホイを行うルールもある)、ポーズ部に移る。(あいこの時は、「あいこでポイポイ」とじゃんけんをやり直す)「あんた馬鹿ね」を言いながらデコピンをする地域もある(三重県)
- 「ビームフラッシュ」あるいは「ビームシュワッチ」の掛け声とともに、ウルトラマンの光線技のジェスチャーを行う。親と同じポーズを子がとれば親の勝ちとなる。(一部では「グリンピース」という掛け声も存在するが、これは「ビームフラッシュ」を聞き違えたものが、誤ったまま年少児に伝えられたものと推測される)
- (光線技のジェスチャーは、基本的に「スペシウム光線」(ウルトラマン)、「エメリウム光線」(ウルトラセブン)、「ワイドショット」(ウルトラセブン)の3種類を用いるが、他のウルトラ兄弟のものを使用することもある。)
- 「スペシウム光線」:右肩の前あたりで、右下腕を縦、左下腕を横にして十字に交差させる
- 「エメリウム光線」:閉じた「チョキ」の手を敬礼の要領で眉間に持っていく
- 「ワイドショット」:右胸の前あたりで、右下腕を縦、左下腕を横にしてL字にする
- 一部ではポーズ部で最終的な勝敗を決めるルールもある。この場合、使用するポーズをじゃんけんの各手に見立てて勝敗を決める。
じゃんけんのバリエーション
- 「じゃんけんホイホイ、どっち隠す、こっち隠す」(関西・北海道・福島県)
- 「あいけんちっちー、どっち引くの、こっち引くの」(三重県北部)
- 「じゃんけんホイホイ、どっち出すの、こっち出すの」(「ホイ」の掛け声で腕を胸の前でクロスさせ、「こっち出すの」でどちらかの手を前に出す)(大阪府・鹿児島県)
- 「じゃんけんポイポイ、どっち出すの、こっち出すの」(「ホイ」の掛け声で腕を胸の前でクロスさせ、「こっち出すの」でどちらかの手を前に出す)(東京都)
- 「じゃんけんホイホイ、どっちか替えて、どっちか引いて」(「ホイ」の掛け声で腕をクロスさせ、「どっちか替えて」でどちらかの『手』を任意に変更する)(山形県内陸)
- 「じゃんけんホイホイ、いっこ変えて、いっこ出して」(長崎?)
- 「じゃんけんポイポイ、どっち引くの、こっち引くの」(兵庫県・大阪府)
「あんた馬鹿ね」に続く掛け声
- 「あんたチョット馬鹿ね。あんたよりましよ」
- 「あんたチョット馬鹿ね、大馬鹿ね。あんたよりましよ」
- 「あんたチョット馬鹿ね、ターイムショック!!」(三重)
- 「あんたチョット馬鹿ね、生まれつき」(関西)
- 「あんた馬鹿ね。大馬鹿ね。病院で、手術して、お葬式、待ってるわ」句読点の位置であっち向いてホイを行う。子は引っかかった回数だけ親の命令に従わなければならない。(関西?)
- 「あんた馬鹿ね。ほっといて」(関西)
- 「あんた馬鹿ね。悪かったね」(北海道)
- 「あんた馬鹿ね。わたし天才」(北海道)
- 「あんた馬鹿ね。ぼくみじめ」(北海道)
- 「あんた馬鹿ね。あんたよりマシよ」(千葉県・新潟県・兵庫県)
- 「あんた馬鹿ね。そっちこそ」(東京都)
- 「あんた馬鹿ね。失礼ね」(徳島県)
- 「あんた馬鹿ね。ホットケーキ!」
- 「あんた馬鹿ね。ビームフラッシュ!」(大阪府?)