ヒラタウミガメ

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ヒラタウミガメ(平田海亀、扁海亀、Natator depressus、Flatback Turtle)は、カメ目潜頸亜目ウミガメ上科ウミガメ科アオウミガメ亜科ヒラタウミガメ属に属するウミガメである。ヒラタウミガメ属に属するのはヒラタウミガメ1種のみである。

以前はヒラタアオウミガメ(旧学名 Chelonia depressa)としてアオウミガメ属に分類されていたが、今では独立した別の属とされている。

分布

オーストラリア北部からインドネシアパプアニューギニアにかけての比較的狭い海域に棲息する。他のウミガメと違い、大陸棚の浅い海域から離れることはあまりない。日本国内での観察例はない。

形態

甲羅は、滑らかでほぼ平坦だが、縁だけが上側に反り返っており、陣笠に似た特徴のある形状を有する。成体の甲長は80cmから100cm、体重は80kgから90kg、大きい個体で100kg程度である。

胃の内容物の調査から、主にイカナマコクラゲなどを食べると考えられている。しかし主に草食性で海草や海藻の類を食べるという文献[1]もある。

詳細な個体数は不明であるが、産卵可能な雌は5千から1万頭程度という報告がある。

あまり研究されておらず、詳細に関しては不明な点が多いウミガメである。

外部リンク・参考文献