ハーレクィンエア
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株式会社ハーレクィンエア(Harlequin Air Corporation (HLQ) )は、過去に航空運送事業を行っていた、日本の企業である。
概要
設立
1997年1月20日、日本エアシステム(現・日本航空)の完全子会社として設立される。本社は当初日本エアシステム本社内だったが、1998年6月25日に福岡県福岡市に移転した。福岡空港を拠点空港とし、主に国際線チャーター便や国際線ウェット・リース便の運航、国内線ウェット・リース便の運航を行っていた。
日本エアシステムの経営状況の悪化を受けて、2000年3月にDC-10-30をノースウエスト航空に売却、国際線チャーター便から撤退。以後、MD-81を用いた国内線・国際線のウェット・リース便の運航を日本エアシステム並びに経営統合後のJALグループ各社に対し行う。フルカラー塗装された機体はDC-10がJA8550、MD-81がJA8552だった。
会社解散
2005年4月30日、航空運送事業を終了、人材派遣事業に業態変換(定款(登記)上の目的変更は同年6月30日。目的変更以前から人材派遣は目的にあった)。同時にハーレクィンの客室乗務員は、航空業務終了後は日本航空への派遣乗員となった。同年8月1日に東京国際空港内に本社を移転した。2008年3月31日、派遣業からも撤退、解散。同年10月10日に清算終了し、完全消滅した。
サービス
国際線で運航されていたDC-10-30型機では、独自のファーストクラス「プレミアムクラス(PREMIUM CLASS)」を設置し、充実したエンタテイメントやプレミアム・エコノミークラスとともにスリッパや歯ブラシなどのアメニティを提供するなどサービスを売りにしていた。
またオリジナルの機内誌である「The World」が無料で乗客に配布されており、ハブ空港としている福岡をはじめとした国内外の情報を掲載していた。
「ハーレクイン」の名前のとおり、ピエロをモチーフとしており、就航イベントなどではこのイメージにのっとったものが開かれた。客室乗務員の制服もこのイメージカラーを用いたものであった。