ハロルド作石
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テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists ハロルド作石(ハロルド さくいし、1969年3月16日 - )は、日本の漫画家。愛知県春日井市出身。血液型AB型。
本名は作石貴浩(さくいし たかひろ)。愛知県立守山高等学校出身。『ゴリラーマン』の舞台となる白武高校は、この守山高校がモデルである。
人物
作品の随所にプロ野球、プロレス、三国志、また『BECK』中期からは欧州サッカーに関する小ネタが用意されている。群衆シーンに他の漫画のキャラやプロレスラーを登場させていることも多い。
ペンネームの由来は、力道山をスカウトしたレスラー「ハロルド坂田」からきている。ゴリラーマン連載時に、このペンネームを使用したところ、当時編集長から「ハロルドは言いにくい、作石も言いにくい。」と言われる。またケンドーコバヤシとの対談では、芸名の由来が同じくレスラーであることから感銘を受けている。
初長編『ゴリラーマン』はオフ・ビートなユーモアと、シリアスな展開の混在を特徴とした作品であったが、第2作『サバンナのハイエナ』でアメリカン・カートゥーン系の絵柄に変えて、作風を大幅に変更した。その実験精神はいしかわじゅんにも高評価されたが、『サバンナのハイエナ』は連載途中で中断した[1]。
続く『バカイチ』『ストッパー毒島』では、元の作風に戻る。『BECK』は少年誌連載ということもあり、ユーモアは抑えられてストレートな青春ドラマになっている。
『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)2010年3・4合併号より『7人のシェイクスピア』を連載開始したが、2012年10月現在長期休載中。
影響を受けた漫画は藤子不二雄Aの自伝的漫画『まんが道』[2]。
作品リスト
- ゴリラーマン (講談社『週刊ヤングマガジン』連載、単行本全19巻、文庫本全12巻)
- ストーリー別総集編版(単行本2巻既刊)
- 復刻版『ゴリラーマン 新世紀リマスター』(単行本3巻既刊)
- サバンナのハイエナ (講談社『週刊ヤングマガジン』連載、単行本未収録)
- バカイチ (講談社『週刊ヤングマガジン』連載、単行本全4巻)
- ストッパー毒島 (講談社『週刊ヤングマガジン』連載、単行本全12巻)
- BECK (講談社『月刊少年マガジン』連載、単行本全34巻、文庫本16巻既刊)
- 7人のシェイクスピア (小学館『ビッグコミックスピリッツ』休載中、単行本6巻既刊)
- RiN (講談社『月刊少年マガジン』連載中、単行本6巻既刊)
受賞歴
- 1987年、第17回ちばてつや賞優秀新人賞を受賞。(『そうはいかん』作石智祥名義)
- 1990年、第14回(平成2年度)講談社漫画賞一般部門受賞。(『ゴリラーマン』)
- 2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少年部門受賞。(『BECK』)