ハニー・パイ
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ハニー・パイ(Honey Pie)はビートルズの楽曲である。
解説
本作は1968年に発表されたアルバム『ザ・ビートルズ』、通称「ホワイト・アルバム」に収録された楽曲である。
この曲は、1920年代、イングランドのとある街に住んでいた「ハニー・パイ」という歌のうまい女の子がアメリカのハリウッドへ行って映画スターとして成功したが、その恋人だった男が「ハニー・パイ、今の俺は惨めそのもの、今すぐ戻ってきてくれないか」と懇願するという物語調の曲。この曲の主たる作者はポール・マッカートニーである。
間奏のミュートの効いたギターソロはジョンによるもの。ジョン曰く「ポールは機嫌のいいときにはオレにソロを取らせてくれるのさ」とのこと。
また、1920年代に流行ったディキシー調のジャズをサウンドのベースにしたり、78回転のレコードのノイズ音を混ぜたりという装飾が施されている。