ハイドロコスモジェン砲
テンプレート:複数の問題 ハイドロコスモジェン砲(ハイドロコスモジェンほう)は、『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する架空の兵器。初期設定では「コズミック・エネルギー砲」という名称であった。
概要
シャルバートの保有する、恒星の核融合を自在に制御する兵器。虹色の光線を発射する。
劇中での登場
シャルバート王家の墓にある倉庫に永久封印され、保管されていた。第24話でルダ王女とシャルバートの長老は、太陽の核融合異常増進を抑制し通常の状態に回復させるために、ヤマトのクルーに引き渡す。
ハイドロコスモジェン砲はヤマト艦首甲板のカプセル状の突起内に収納され、応急の管制コンピュータを通して艦橋の波動砲発射システムと連動、一連の発射シークエンスは波動砲のそれに準じていた。
最終話において、ヤマトはハイドロコスモジェン砲の発射直前にボラー連邦の攻撃を受け、いったん格納カプセルに砲を収容する。しかし、戦闘の被弾衝撃によってカプセルの開閉装置が損傷してしまう。戦火の最中、カプセルを開けるため土門竜介が単身宇宙服姿で飛び出し、ボラー戦闘機の機銃掃射に倒れながらも命がけで回線をつないだ。そして古代進が視直径3.5倍にまで膨らんだ太陽に向けてハイドロコスモジェン砲を発射すると、太陽の核融合異常増進が抑制されて通常の状態に回復、地球は救われた。
以後の作品(宇宙戦艦ヤマト完結編、宇宙戦艦ヤマト復活編)にハイドロコスモジェン砲は登場していない。
科学的付記
恒星の核融合を自在に制御できるため、核融合を増進させ超新星化、または核融合を完全に停止させることで、惑星系の破壊が可能なヤマトの世界において最大級の破壊力を持つ兵器と推察されるテンプレート:誰2が、本編では触れていない。
理論的には、恒星中心部にブラックホールを作り出してエネルギーを吸収させる。外部から与えられる強力なエネルギーによって恒星内部の温度を上げるなどの方法があるが、シャルバートの超科学は真田志郎をして「作動原理さえわからない」と言わしめるほど高度なものであり、詳細は不明である。