ノドグロツグミ
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ノドグロツグミ(喉黒鶫、学名:Turdus ruficollis)は、スズメ目ツグミ科に分類される鳥類の一種である。
和名の由来は、喉が黒いことより。ただし、実際は喉が赤っぽい個体(亜種)の方が多いとされる。
分布
シベリア、中央アジア方面で繁殖し、冬期は西アジアから、インド、東南アジア、中国西部に渡り越冬する。
日本では迷鳥として、北海道、本州、南西諸島で記録がある。日本海側で比較的よく記録される。
亜種
日本で記録されたのは、次の2亜種である。
- ノドグロツグミ(T.r.atrogularis)
西シベリア低地、中央アジアで繁殖、西アジアから、インド、バングラデシュで越冬。
- ノドアカツグミ(T.r.ruficollis)
東シベリアで繁殖、インド北東部、ミャンマー北部、中国西部で越冬。