ネコヤナギ

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ネコヤナギの花穂(雌花・山梨県山中湖村・2007年4月)

ネコヤナギ(猫柳、学名テンプレート:Snamei)は、ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。山間部の渓流から町中の小川まで、広く川辺に自生する、ヤナギの1種である。


北海道九州までの河川の水辺で見られ、早春に川辺で穂の出る姿は美しいものである。他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物とみなされる。他のヤナギ類よりも水際に生育し、株元は水に浸かるところに育つ。根元からも枝を出し、水に浸ったところからは根を下ろして株が増える。葉は細い楕円形でつやがない。初夏には綿毛につつまれた種子を飛ばす。

花期は3〜4月。雌雄異株で、雄株雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かす。高さは3mほど。

銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、「ネコヤナギ」の和名はこれをネコに見立てたことによる。花穂は生け花にもよく用いられる。

ネコヤナギの樹液はカブトムシクワガタムシカナブンスズメバチの好物である。
ネコヤナギを利用した護岸の緑化・環境保全技術が注目を集めている。[1]

脚注

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  1. http://www.jice.or.jp/kaihatsusho/201207060/kaihatsusho_14_009_0.html