ヌイイ条約
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ヌイイ条約(ヌイイじょうやく、フランス語:Traité de Neuilly)は、第一次世界大戦後、1919年11月27日に連合国側とブルガリア王国の間で結ばれた条約。パリ近郊の都市ヌイイ=シュル=セーヌで結ばれた(なお、フランスには「ヌイイ」という都市は20以上ある)。
条約の主要内容
- ブカレスト条約(第二次バルカン戦争のあと1913年に結ばれた条約)の結果、ルーマニア王国に占領されていたドブルジャを正式に手放す。
- マケドニア人のいくつかの居住区を、ユーゴスラビア王国に割譲する。
- 西トラキアはギリシア王国に帰属する。
- 賠償金を支払う。
- 軍備は20,000人を上限とする。
関連事項
- 第一次世界大戦の講和条約
- ヴェルサイユ条約 - 対ドイツ帝国
- サン=ジェルマン条約 - 対オーストリア共和国(オーストリア=ハンガリー帝国)
- トリアノン条約 - 対ハンガリー王国(オーストリア=ハンガリー帝国)
- セーヴル条約 - 対オスマン帝国