ドゥー=セーヴル県
ドゥー=セーヴル県(Deux-Sèvres)は、フランスのポワトゥー=シャラント地域圏の県である。県内を流れるセーヴル・ナンテーズ川(fr)とセーヴル・ニオルテーズ川(fr)という2つのセーヴル(Deux-Sèvres)にちなんで名付けられた。
歴史
フランス革命後の1789年12月22日の法令施行により、1790年3月4日にドゥー=セーヴル県は誕生した。その領域は、かつてのポワトゥーの一部、アングーモワやアンジューの一部を含んでいた。
1973年、県のコミューンであったピュイ=サン=ボンヌは、ショレ都市共同体に加わるためドゥー=セーヴル県から離脱し、メーヌ=エ=ロワール県に加わった。
地理
ドゥー=セーヴル県は、ヴィエンヌ県、シャラント県、シャラント=マリティーム県、ヴァンデ県、メーヌ=エ=ロワール県と接している。
経済
ドゥー=セーヴル県の経済は本質的に農業中心である。乳製品の生産が有名で、ヤギ乳のチーズ、エシレ・バター、そして食肉の生産が続く。この25年間で農業人口は劇的に減少したが、それでも全国平均と比較すると多くが残っている。
県庁所在地ニオールは、フランス中西部のロジスティック及び商業の中心となっている。
政治
ドゥー=セーヴル県は、伝統的にフランス南北の政治的境界となっている。カトリック教徒の多い農地所有者が暮らす県北部では、伝統的に右寄りであるのに対し、県南部ではプロテスタントが多く暮らし、左翼傾向が強い。
ドゥー=セーヴル県は長らく右翼の砦とみなされてきたが、2007年フランス大統領選挙においては県議会の大半が左翼を支持した。2008年の地方選挙においては、トゥアル(fr)も左翼の候補を市長に選んだ。ドゥー=セーヴル県選出の国会議員4人のうち、3人が左翼で、右翼は1人であった。
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パルトネー城
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グルジュのローマ時代の橋
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サン=レジェ=モンブリュンの巨石群
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セル=シュル=ベル王立修道院