テラコッタ

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テラコッタ (terra cotta) とはイタリア語の「焼いた (cotta) (terra)」に由来する言葉。以下のような意味をもつ。

  1. 陶器や建築用素材などに使われる素焼きの焼き物。
  2. 上記に用いられる粘土のこと。
  3. 上記 1. または 2. から転じて、そのような色のこと。通常、茶色がかったオレンジ色である。

粘土としてのテラコッタ

テラコッタは焼成温度によって出来上がりの色彩が変化する。800度程度で焼成されたものがよく見られる。

レンガや屋根板と同様、彫刻や陶器に使われてきた長い歴史がある。 古代においては、彫刻をこしらえたあと、天日干しにしていた。その後、火おけの灰の中に入れて焼き固めるようになった。最終的には今日見られるのと同様に窯に入れて焼くようになった。

紀元前210年から209年にかけて建設された始皇帝兵馬俑にもテラコッタが使われている。

近似色

参考文献

  • 近江源太郎・監修 『色々な色』 光琳社出版 1996年 ISBN 4-7713-0232-4
  • 清野恒介・島森功 『色名事典』 新紀元社、2005年7月。ISBN 4-7753-0384-8。
  • 永田泰弘・監修 『新版 色の手帖』 小学館 2002年 ISBN 4-09-504002-5
  • 福田邦夫・著 『色の名前はどこからきたか』 青娥書房 1999年 ISBN 4-7906-0180-3
  • 福田邦夫・著 『色の名前507』主婦の友社 2006年 ISBN 4-07-248540-3
  • 藤井健三・監修 『京の色事典330』 平凡社 2004年 ISBN 4-582-63412-5

関連項目

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