ダーククラウド

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ダーククラウド』(Dark Cloud)は、ソニー・コンピュータエンタテインメントが発売したPlayStation 2(PS2)専用のアクションロールプレイングゲーム。開発元はレベルファイブDVD-ROM1枚。2000年12月14日に定価5800円(税別)で発売された。

ソニー・コンピュータエンタテインメントPlayStation 2初のRPGであり、レベルファイブのデビュー作である。日本ではあまり売れなかったが、海外では「日本版で納得できなかった」部分を改良したものを販売し、100万本以上を売り上げた[1]

ゲーム内容

本作はアクション要素のあるダンジョン、パーツを組み立てて町・村を復元するジオラマが2つの柱となっている。

計6人のキャラクターが仲間になるが、操作するのは1人だけで、ダンジョン中にキャラクターを切り替えながら進める。ダンジョンのマップは自動生成され、入るたびに変わる。

キャラクター自体に経験値・レベルはなく、「アタッチメント」や「ビルドアップ」で武器を強化するシステムが充実している。

ストーリー

復活した魔神によって世界のほとんどが破壊されてしまう。主人公は仲間と力を合わせ、世界を再生させるための冒険に出る。

ゲームにおける世界

作中における世界は、主に東・西に存在する2つの大陸と月である。

西の大陸
高度な文明こそないが、各地には自然が栄えており、長い間、平和が続いていた。ストーリーは、この大陸の村や町、月を中心に展開する。
ノルン村
山に囲まれたのどかな村。風が吹いているため、風車を利用した生活が育まれている。
マタタギの里
広大な森の中にある村で、文明は野生に近い。人々は獣の毛皮を被った服装をしている。
クィーンズ
海に面した美しい港町で、商業が盛んに行われている。西の大陸では最も栄えている。
ムスカラッカ
砂漠のオアシスに存在する集落。古の伝承が語り継がれ、古来の力を守っている。
東の大陸
機械文明が発達しており、強力な軍を持つ。軍では密かに西の大陸の侵略を企てている。
月のファクトリー
月面クレーターは古の時代に地上から月に移住した民の集落があり、魔法と機械が合わさった高度な文明を持つ。

キャラクター

仲間キャラクター

トアン
主人公。ノルン村に住む少年。精霊王に特殊な力を与えられ、ノルン村をはじめ世界各地の消失した村や町を再建する。武器は短刀
シャオ
魔法によってから人間に変身した少女。武器はパチンコ
ゴロー
マタタギの里の外れに住む少年。里の英雄だった父を亡くしてから心を閉ざす。武器はハンマー
ルビー
クィーンズの町で合流する魔女。武器は魔力を強化するリング。
ウンガガ
ムスカ・ラッカの村で一人生き残った青年。武器は
オズモンド
に住む人々のリーダーで天才発明家。武器は光線銃。次回作『ダーククロニクル』でも登場する。

その他のキャラクター

精霊王
自然や精霊を司る存在。魔神の復活による世界の破滅を阻止するため、各地の村や町をジオラマ化し保護する。
ドラン
ノルン村の洞窟の奥に棲む神獣。主にノルン村と空を守護する。
シーダ
謎の魔剣士。剣術と魔法に長けているが正体は不明。
魔神
古の時代に世界を破滅寸前に追い込んだ。精霊や月の民によって封印されていたが、長い時を経て復活した。

脚注

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  1. テンプレート:Cite web