タハール州
テンプレート:Infobox settlement タハール州(テンプレート:Lang-fa[1])は、アフガニスタン北東部の州である。面積は1万2458平方キロメートル(34州中19位)[2]、総人口は約93万人(34州中9位)[2]、人口密度は75人/平方キロ(34州中12位)である[2]。州都はテンプレート:仮リンク。
目次
地理
クワジャムハンマッド山脈(テンプレート:Lang-en/Koh-i- Khwāja Muhammad)の西側に位置している。
歴史
青銅器時代・古代
古代のインダス文明はメソポアミア・ハラッパー路を通じて、金などの貴金属や木材をメソポタミア文明に輸出していた。ガンダーラの首都はパキスタンのタキシラにあり、ジャララバードからクナール川沿いの渓谷をチトラルまで登ってバダフシャーン州のコクチャ川に至り、川沿いの渓谷を下ってタハール州に入りパンジ川に達する古道は、ヒンドゥークシュ山脈を越えてアムダリヤ川に達する重要な街道の1つだった[4]。パンジ川に面する州の北部には前21世紀頃にショルトゥガイがあり、前4世紀頃にはアイ・ハヌムがあった。 テンプレート:-
中世
13世紀後半、中国に向かう途中のマルコ・ポーロがタールガーンを訪れた。その頃のタールガーンは塔里干と呼ばれており、穀物やスモモ(ハダンキョウ)、ピスタチオ(フスダシウ)の集積地だった。町の南には塩で出来た山があり、品質の良い岩塩が採れたので遠方から商人が集まったと言う[5]。
冷戦時代
タハール州は1950年頃には無かったが、1958年から1964年頃にタールガーン州が出来て、1964年4月に改名されて現在の名前になった[6]。
冷戦終結後
タハール州はテンプレート:仮リンク(後に北部同盟)の幹部ブルハーヌッディーン・ラッバーニーやアフマド・シャー・マスードの出身地に隣接しており、イスラム協会の拠点の1つだった。しかし1997年から1998年にかけて、ターリバーンは近隣のクンドゥーズ州やバルフ州、バグラーン州の州都を次々と占領し[7]、反タリバーン勢力は劣勢に立たされた。1998年の2月と5月にはマグニチュード5.8とマグニチュード6.6の地震が発生し、バダフシャーン州やタハール州を中心に数千人の住民が死亡した[8]。
アメリカ同時多発テロ事件以降
2001年9月、アメリカ同時多発テロ事件が起き、10月にはアメリカ合衆国がアフガニスタンに侵攻した。アメリカや有志連合、北部同盟の軍隊はクンドゥーズ包囲戦を行い、11月11日にターリバーンから州都タールガーンを奪回した。2002年3月、アフガニスタン北部地震(Mw7.4)が発生し、バダフシャーン州やタハール州で300戸の住宅が被害を被った[9]。2004年10月、第一回の大統領選挙が実施され、タハール州ではラシッド・ドスタムが最多得票(約40%)を得た[10]。2009年8月、第二回の大統領選挙が実施され、タハール州ではアブドラ・アブドラ元外相が最多得票(約52%)を得た[11]。2010年10月、クンドゥーズ州のムハンマド・オマル知事がタハール州で自爆テロに巻き込まれて死亡した[12]。2012年12月、ISAF軍はタハール州の治安権限をアフガニスタン軍に移譲した[13]。
行政区分
1市16郡を擁する[2]。
- Baharak District
- en:Bangi District
- en:Chah Ab District
- en:Chal District
- en:Darqad District
- en:Dashti Qala District
- en:Farkhar District
- en:Hazar Sumuch District
- en:Ishkamish District
- en:Kalafgan District
- en:Khwaja Baha Wuddin District
- en:Khwaja Ghar District
- en:Namak Ab District
- en:Rustaq District
- en:Taluqan District - 州都テンプレート:仮リンク
- en:Warsaj District
- en:Yangi Qala District
都市
タハール州では州都周辺(約22万人)やRustaq郡(約16万人)、Chahab郡(約8万人)、Khwaja Ghar郡(約7万人)など州の北部に多くの住民が居る。人口1万人以上の都市は州都タールガーン(約7万人)やChahab(約2万人)、Rustaq(約1万人)である[14]。
産業
農業
種類 | 生産量 | 順位 |
---|---|---|
小麦 | 43万9000トン | 1位 |
米 | 5万6877トン | 3位 |
大麦 | 3万7656トン | 3位 |
とうもろこし | 9702トン | 13位 |
綿花 | 3190トン | 4位 |
アーモンド | 570トン | 6位 |
グレープフルーツ | 222トン | 16位 |
桃 | 110トン | 5位 |
ザクロ | 100トン | 8位 |
りんご | 65トン | 19位 |
タハール州は小麦(34州中1位)や米(34州中3位)、大麦(34州中3位)、綿花(34州中4位)、桃(34州中5位)の生産が全国的に見ても盛んで[15]、アーモンド(34州中6位)やザクロ(34州中8位)がかなり生産されている[15]。 テンプレート:-
鉱業
タハール州では金砂鉱や蒸発岩の鉱脈が発見されている[16]。
住民
民族
タハール州で人口が最も多いのはウズベク人とタジク人であり、パシュトゥーン人、ハザーラ人が続く[17]。識字率は16%である[17]。
脚注
- ↑ テンプレート:Lang-*-Latn
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「ira
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 「シルクロードの古代都市」P29の地図を参考に作成
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Statoids
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 15.0 15.1 15.2 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 17.0 17.1 テンプレート:Cite web