セブンスター
セブンスター(Seven Stars、一部ボックスはSEVEN STARS表記)は、日本たばこ産業(JT)から製造・販売されている日本の代表的なたばこの銘柄の一つで、JTの主力銘柄のひとつ。通称「セッター」など。
概要
1969年(昭和44年)2月1日、日本で初めてチャコールフィルターを採用したたばことして発売された。国産の葉タバコを中心としたドメスティックブレンドと呼ばれる日本独自の製品で、現在でもJTの全銘柄の中で販売実績上位に必ず入っている人気銘柄。オリジナルのソフトパックは、1975年から1977年まで売り上げ第1位を記録し、その後は派生商品のマイルドセブン(現:メビウス)のオリジナル・ライト・スーパーライトに次ぐ売り上げとなっていたが、2008年度第1四半期(4月 - 6月)に売り上げ第1位に返り咲き、2012年現在でもその座を守り続けている。愛称は「セッタ」、「ブンタ」、「七つ星」など。メンソールは「セタメン」など。これまでに巻紙やチップペーパーのデザインと長さの変更は何度か行われたが、星小紋のパッケージの目立ったデザイン変更は発売当初から行われていない(1993年にキングサイズに変更された際および1999年にボックス製品の“Seven Stars”のロゴに若干の変更が加えられた)。21世紀に入ってからは、低タール製品・メンソール製品などの発売が行われている。2009年(平成21年)8月3日発売の「セブンスター・ブラック・チャコールメンソール・ボックス」(2011年2月下旬にセブンスター・ソリッド・メンソール・ボックスにリニューアル)では、活性炭を特殊な膜で覆い、メンソールの吸着を防いだ「アドバンスド・チャコールテック・フィルター」を採用することで、日本で初めてメンソールたばこにチャコールフィルターを採用した商品として発売された。しかし、2014年4月14日に「セブンスター・メンソール・8・ボックス」に再リニューアルされた際にプレーンフィルターに変更されている。
なお、2010年10月1日のたばこ税増税、および2014年4月1日の消費税増税のため、全てのセブンスターシリーズはそれぞれ一律440円、460円に値上げされた。
2012年3月中旬頃にパッケージを変更した。
- 背景の星小紋の色(金/銀)に高輝度インクを使用
- 封かん紙の星小紋の色を白から銀に変更
- オープニングテープの銀色の輝きを高め艶を出した
製品一覧
現行販売製品
製品名 | 発売年月日 | 価格 | 本数 | タール | ニコチン | 販売地域 | 備考 |
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セブンスター | 1969年2月1日 | 460円 | 20本 | 14mg | 1.2mg | 全国 | [1] |
セブンスター・ボックス | 1995年8月1日 | 460円 | 20本 | 14mg | 1.2mg | 全国 | [2] |
セブンスター・10 | 2014年7月1日 | 460円 | 20本 | 10mg | 0.8mg | 全国 | |
セブンスター・10・ボックス | 1990年5月1日 | 460円 | 20本 | 10mg | 0.8mg | 全国 | [3] |
セブンスター・7 | 2014年7月1日 | 460円 | 20本 | 7mg | 0.7mg | 全国 | |
セブンスター・7・ボックス | 2004年7月1日 | 460円 | 20本 | 7mg | 0.7mg | 全国 | [4] |
セブンスター・4 | 2014年7月1日 | 460円 | 20本 | 4mg | 0.4mg | 全国 | |
セブンスター・1 | 2014年7月1日 | 460円 | 20本 | 1mg | 0.1mg | 全国 | |
セブンスター・リアルリッチ | 2013年12月2日 | 460円 | 20本 | 14mg | 1.2mg | 全国 | [5] |
セブンスター・リアルスモーク | 2013年12月2日 | 460円 | 20本 | 14mg | 1.2mg | 全国 | [6] |
セブンスター・メンソール・12・ボックス | 2014年4月14日 | 460円 | 20本 | 12mg | 0.9mg | 全国 | [7] |
セブンスター・メンソール・8・ボックス | 2014年4月14日 | 460円 | 20本 | 8mg | 0.7mg | 全国 | [8] |
セブンスター・メンソール・5・ボックス | 2014年4月14日 | 460円 | 20本 | 5mg | 0.5mg | 全国 | [9] |
セブンスター・カッティング・メンソール | 2011年8月29日 | 440円 | 20本 | 7mg | 0.6mg | 全国 | [10] |
販売終了製品
製品名 | 発売年月日 | 廃止年月 | 価格 | 本数 | タール | ニコチン | 販売地域 | 備考 |
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セブンスター・EX | 1986年10月1日 | 1993年12月 | 240円 | 20本 | 14mg | 1.3mg | 全国 | [11] |
セブンスター・カスタムライト | 1993年11月1日 | 1995年10月 | 240円 | 20本 | 11mg | 1.0mg | 全国 | ソフトパック、2014年7月にセブンスター・10として事実上の復活 |
セブンスター・ブラック・インパクト | 2009年2月2日 | 2011年5月 | 440円 | 20本 | 7mg | 0.7mg | 全国 | [12] |
セブンスター・ブラック・インパクト・ボックス | 2010年4月1日 | 2011年2月下旬 | 440円 | 20本 | 7mg | 0.7mg | 全国 | 後継:セブンスター・ソリッド・ボックス |
セブンスター・ソリッド・ボックス | 2011年2月下旬 | 2014年7月 | 460円 | 20本 | 7mg | 0.7mg | 全国 | [13] |
セブンスター・メンソール・ボックス | 2000年8月1日 | 2011年2月下旬 | 440円 | 20本 | 12mg | 0.8mg | 全国 | 後継:セブンスター・ディープ・メンソール・ボックス[14] |
セブンスター・メンソール・ライト・ボックス | 2001年6月4日 | 2008年10月31日 | 300円 | 20本 | 8mg | 0.6mg | 全国 | テンプレート:Nowrapクのライト・メンソールとのタール値統一 |
セブンスター・ライト・メンソール | 2008年2月4日 | 2011年5月 | 440円 | 20本 | 7mg | 0.6mg | 全国 | [15] |
セブンスター・ライト・メンソール・ボックス | 2008年11月1日 | 2011年5月 | 440円 | 20本 | 7mg | 0.6mg | 全国 | [16] |
セブンスター・ブラック・チャコール・メンソール・ボックス | 2009年8月3日 | 2011年2月下旬 | 440円 | 20本 | 7mg | 0.6mg | 全国 | 後継:セブンスター・ソリッド・メンソール・ボックス[17] |
セブンスター・ディープ・メンソール・ボックス | 2011年2月下旬 | 2014年5月 | 440円 | 20本 | 12mg | 0.9mg | 全国 | 後継:セブンスター・メンソール・12・ボックス[18] |
セブンスター・ソリッド・メンソール・ボックス | 2011年2月下旬 | 2014年5月 | 440円 | 20本 | 7mg | 0.6mg | 全国 | 後継:セブンスター・メンソール・8・ボックス[19] |
セブンスター・アラスカ・メンソール・ボックス | 2008年12月2日 | 2014年5月 | 440円 | 20本 | 5mg | 0.4mg | 全国 | 後継:セブンスター・メンソール・5・ボックス[20] |
セブンスター・メンソール・スナップボックス | 2012年9月3日 | 2014年5月 | 440円 | 20本 | 7mg | 0.7mg | 地域限定 | |
セブンスター・レボ・スーパーライト・ボックス | 2005年7月1日 | 2011年1月 | 440円 | 20本 | 5mg | 0.5mg | 全国 | D-spec ライトとカスタムライトの葉を使っている。 |
セブンスター・レボ・ライト・メンソール・ボックス | 2005年2月1日 | 2011年1月 | 440円 | 20本 | 7mg | 0.6mg | 全国 | D-spec セブンスターメンソールの葉を使っている。 |
セブンスター・レボ・ウルトラライト・メンソール・ボックス | 2006年1月16日 | 2009年1月 | 320円 | 20本 | 3mg | 0.2mg | 全国 | D-spec |
宣伝活動
1990年代中頃から2000年代前半にかけて、オリジナルシリーズに豊川悦司、カスタムライト(現在のミディアム)に杉本哲太、メンソールシリーズに照英を起用していた時期があった。2007年から2011年には、「セブンスターと響きあう男たち」と題して、ブンブンサテライツ、CHAKI(THE LOWBROWS)、大野雅央(ripvanwinkle)がWeb上や雑誌広告などで起用されていた。セブンスターのキャッチフレーズは「消せない男(1996年)」「SILENT SMOKE(1998年 - 2001年)」「セブンスターの男(2003年)」「静かに、高ぶる。(2007年 - 2011年)」、メンソールシリーズは「味わえるメンソール」「ゆるぎない、強メンソール。」である。2002年のカスタムライトとメンソールライトのデザイン変更時のキャッチフレーズは、カスタムライトが「ALL NEW」、メンソールライトが「BOX NEW」であった。ブラック・チャコールメンソールの発売時のキャッチフレーズは、「日本唯一。鋭さ極めた、チャコールメンソール。」、廃止商品のキャッチコピーはブラック・インパクトが「冴えるキレ味、うまさ際立つブラック。」、ライト・メンソールが「突き刺さる、強メンソール。」、ソリッドが「冴えるキレ味。ソリッドテイスト。」、ディープ・メンソールが「深く鋭く。ディープ・メンソール。」、ソリッド・メンソールが「鋭さ際立つ。ソリッド・メンソール。」、アラスカ・メンソールが「過激な冷たさ。アラスカ・メンソール。」、スナップボックスが「PLAY! SNAP」であった。
現在のそれぞれの商品のキャッチフレーズは、オリジナルが「ただひとつ、確かな味わい。」、ミディアムが「ゆずれない、うまさ。」、ライトが「研ぎ澄まされた、うまさ。」、リアルリッチが「極めたのは、芳醇。」、リアルスモークが「極めたのは、濃厚。」、メンソールシリーズが「メンソールに、完熟葉の旨みを。」、カッティング・メンソールが「極細。メンソール、一点集中。」である。
モータースポーツ
鈴鹿8時間耐久ロードレース等の耐久レースの本田技研工業のワークスチームで「セブンスターホンダ」として、2003年から2台体制で参戦しており、翌年の鈴鹿8耐で7号車(ライダー:宇川徹・井筒仁康)が総合優勝を果たし、2005年は7号車(ライダー:宇川徹・清成龍一)が総合優勝、11号車(ライダー:藤原克昭・クリスバーミューレン)が2位となり1-2フィニッシュとなった。また、8耐期間中の鈴鹿サーキットにおいてSeven Stars Honda限定パッケージのセブンスターが販売された。
脚注
関連項目
外部リンク
- セブンスターファミリー | JT ウェブサイト
- SevenStars(JT) - ログインが必要