ジョン・ポステル
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ジョン・ポステル(Jonathan Bruce Postel, 1943年8月6日 - 1998年10月16日[1])はアメリカのコンピュータ科学者。
1974 年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) よりコンピュータサイエンスの博士号を授与される。UCLA 在学中より初期の ARPANet に関わる。
1977 年より南カリフォルニア大学 (USC) の情報科学研究所 (ISI) にてインターネットの発展と標準化に多大な貢献をし、「インターネットの神」と呼ばれた。TCP/IP, SMTP, DNS, FTP, Telnet の開発に携り、RFC の編集者としての他、IANA の発起人として知られる。
ポステルの法則
ポステルの法則(テンプレート:Lang-en)とは、「送信するものに関しては厳密に、受信するものに関しては寛容に」という、通信における設計原則である。堅牢性原則 (robustness principle, ロバストネス原則) とも。
元々はポステルがTCPを規定した RFC793 において、相互運用性を確保するためにTCPの実装が持つべき性質として要約した節が、より一般化されて知られるようになったものである。原文は次のとおり。 テンプレート:Quotation
脚注
関連項目
外部リンク
- RFC 2468 - I REMEMBER IANA (ジョン・ポステルが他界した際、Vinton Cerf が公表した追悼文)
- RFC 2441 - Working with Jon (同じく、Danny Cohen による追悼文)
- ポステル・センター - (英文)
- IANA - (英文)