ジャイアントモア
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ジャイアントモア(テンプレート:Lang-en、Dinornis maximus)は、ニュージーランドに生息していた、飛べない大型の鳥類、モアの一種。和名はオオゼキオオモア(大関大モア)。絶滅種の一つ。
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特徴
鳥類ダチョウ目モア科に属し、頭頂までの高さは最大で約3.6m、体重は250㎏ほどであったと推定されている。現存する最も大きな鳥であるダチョウよりもはるかに巨体であり、絶滅種を含めると世界で最も背の高い鳥であったとされる[1]。一度の産卵数は2 - 4個といわれ、また長いくちばしの先が下に曲がっていた。明確な性的二型性を持ち、オスよりもメスのほうが大型で、高さで1.5倍、重さで2.8倍程度の差があったとされる。
歴史
自然環境の温暖化や繁殖力の低さ、移住したマオリ族による乱獲(砂嚢に小石を溜める習性を利用され、焼けた石を呑まされて殺された)によって、1500年代以前に絶滅したとされる。
「モア」の呼称の由来については、ヨーロッパ人が原住民(モア・ハンターと呼称されるマオリ人以前の原住民)にモアの骨を集めさせた折に「もっと骨をよこせ」(More bones!)と言ったのを、原住民が鳥の名前と勘違いしたのだと言う説を始め、幾つかの巷説が存在する。ちなみにマオリ人はこの鳥の仲間を「タレポ」と呼んでいた。中国語では「巨型恐鳥」。
- Kiwi, ostrich, Dinornis.jpg
キーウィとダチョウの骨格、卵と比較
- Dinornis1387.jpg
リチャード・オーウェンとモア類の骨格
- Dinornis maximus.001 — Natural History Museum of London.JPG
ロンドン自然史博物館に展示の骨格