シーラーチャー郡
テンプレート:Coor title dms テンプレート:Infobox シーラーチャー郡(シラチャ、シーラチャとも)はタイ・チョンブリー県の郡(アムプー)の一つ。郡の中心地は小さな町で、タイランド湾に面しており、チョンブリーとパタヤの中程にある。1990年以前は、漁村であり建物、人口も少なかったが1990年代以降、周辺工業地帯における日本企業進出により、日本人居住街となり世界でも有数の日本人街として成長している。
名称
シーラーチャーとはサンスクリット語のシュリーラージャ(Sri Raja)と言う言葉のタイ語訛で、吉祥なる王を意味する。
歴史
シーラーチャーは元々現在のバーンラムン郡の領域内にあり、現在のタムボン・バーンプラにその中心がおかれたこともあったが、モントン制の導入に伴いチョンブリーに編入され、中心もチョンブリーに移された。
その後タムボン・バーンプラを中心に1894年、バーンプラ郡が開設された。その後、チャオプラヤー・スラサックモントリーという人物がバーンプラの中心地をタムボン・バーンプラから現在のタムボン・シーラーチャーに1903年に移転。その後、1917年にシーラーチャー郡と改称された。
地理
タイランド湾東部に位置し、郡の東側には山岳地帯が広がる。
交通は南北に鉄道が走っているほか。国道3号線(スクムウィット通り)が南北に走っており、北はチョンブリー方面と、南はサッタヒープ郡方面とつながっている。
- シーラーチャー市内→バンコク(2時間)
- シーラーチャー市内→パッタヤー(30分)
- シーラーチャー市内→バンクセン(30分)
- シーラーチャー市内→スワンナプーム国際空港(1時間30分)
経済
郡内の主要産業は農業と工業である。市内における主要産業は日本人関連によるものである。シーラーチャー市内周辺は、日本人街となっており日本人経済効果により発展した街ともいえる。シーラーチャー郡には、現在3,000人~4,000人の日本人が居住しているといわれ、多くが周辺工業団地に勤務するためにシーラーチャー市内に滞在している。市内には、日本人会、日本人学校、幼稚園などもある。日本人学校開校前の2009年までは、日本人単身駐在者が多かったが2009年以降は家族での日本人駐在員が増えると予想される。
日本人居住者増加に伴い、日本食レストラン、旅行代理店、ホテル(サービスアパート)、商社、日本人用本屋なども進出しており世界でも稀にみる日本人街へと成長している。
工業-周辺には多くの工業団地があり、サハ工業団地、レームチャバン工業団地、ピントーン工業団地、アマタシティー工業団地、イースタンシーボード工業団地 (ラヨーン)、へームラート・イースタンシーボード工業団地、ボーウィン工業団地があり多数の日本企業が進出している。
観光産業-ゴルフ天国でも知られており周辺には有名ゴルフ場が点在している。周辺ゴルフ場の中間地点に位置しているシーラーチャーを中心にしてゴルフ場へ行く日本人、中国人、韓国人観光客も多い。市内にはローイ島があり海産物販売、シーフードレストランなどもあり地元のタイ人、日本人で賑わっている。ローイ島からシーチャン島への定期便も毎日でており、日帰り旅行をする人も少なくない。又、カオキアオ開放動物園、シーラーチャー・タイガー・ズーなどの動物園があり、中国人、韓国人観光客も良く見かける。
また、チョンブリー県にあるブーラパー大学、世界的観光地のパッタヤーにもアクセスしやすい。
ナイトライフ-周辺工業団地における多数の日本企業進出により、シーラーチャーロビンソン周辺には日本人カラオケ、スナックなどがあり、夜になると多くの駐在員に賑わう。
行政区分
シーラーチャー郡は8のタムボンに分かれ、さらにその下位に58の村(ムーバーン)がある。自治体(テーサバーン)が2つ設置されており以下のようになっている。
- テーサバーンムアン・シーラーチャー・・・タムボン・シーラーチャー全体
- テーサバーンタムボン・レームチャバン・・・タムボン・トゥンスクラー、タムボン・ブン、タムボン・スラサック全体および、タムボン・ノーンカームの一部。および、近隣のバーンラムン郡の一部。
以下は郡内のタムボンの一覧である。
- タムボン・シーラーチャー・・・ตำบลศรีราชา
- タムボン・スラサック・・・ตำบลสุรศักดิ์
- タムボン・トゥンスクラー・・・ตำบลทุ่งสุขลา
- タムボン・ブン・・・ตำบลบึง
- タムボン・ノーンカーム・・・ตำบลหนองขาม
- タムボン・カオカンソン・・・ตำบลเขาคันทรง
- タムボン・バーンプラ・・・ตำบลบางพระ
- タムボン・ボーウィン・・・ตำบลบ่อวิน