シンポジウム

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古代ギリシャのシンポシオン

シンポジウム (symposium) は、古代ギリシャの饗宴(Συμπόσιον symposion)に由来する、「研究発表会」「討論会」をさす言葉。「シンポジウム」は特定の言語での読みではなく、ラテン語では「シンポシウム」、英語では「シンポジアム」である。

「συμπίνειν sympinein, "to drink together" いっしょに酒を飲む」という意味からきている。プラトンの対話編『饗宴』にもその様子が描かれている。

現代のシンポジウム

一般的には、あるテーマを決めて広く聴衆を集め、公開討論などの形式で開催されることが多い。現在の日本でも新聞社や企業、自治体、研究団体などが主催して様々なシンポジウムが行われている。もっとも多く見られる進行方法は、まず第1部で基調講演が行われ、その後に第2部としてパネルディスカッションが行われる。この他、小グループの活動報告や関連した小規模の催しが行われることもある。

パネルディスカッションではあるテーマを議題として、数人の論者(パネリスト、パネラー)が意見を述べ、互いに討論を行ったり、会場から質問を受けたりしながら進行する。論者の選定がポイントであり、また司会者(コーディネーター)の役割が重要である。事前に打合せを行っておかないと、かみ合わない話のまま進行してしまう場合もある。

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