NACK5 SATURDAY&SUNDAY LIONS

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テンプレート:基礎情報 ラジオ番組 NACK5 SATURDAY LIONS(ナックファイブ サタデーライオンズ)およびNACK5 SUNDAY LIONS(ナックファイブ サンデーライオンズ)は、1989年4月9日からNACK5が放送しているプロ野球中継番組である。

概要

地元埼玉県フランチャイズとする球団埼玉西武ライオンズのゲームを、AMラジオ局の文化放送と調整(開幕戦および、対ソフトバンク戦や対中日[1]など一部被る試合を除き、関東のゲームでは放送ブースも文化放送と共用)し、基本的には実況アナウンサーのみで中継している(不定期にNACK5で番組を担当しているパーソナリティやライオンズファンの芸能人、元ライオンズ選手などがゲスト出演することがある。)。

基本的にライオンズびいきの中継スタイルで、中継中、随時リスナーからのライオンズへの応援メール、FAXを紹介する。 また、ライオンズが勝った試合でのヒーローインタビューは放送するが、負けた試合での相手チームのヒーローインタビュー中はトークでつなぐため、放送しない。

ライオンズの攻撃時は、ヒット長打ホームラン四球盗塁得点時に、それぞれ異なるジングルが流れる。また、ライオンズが得点して攻撃が終了した場合、CM前かCM明けに「Exciting Impression」というジングルの後に、得点が入った時の実況を放送する(まれにトリプルプレーなどの守備でのファインプレー時も放送することがある)。またライオンズの守備時は、三振と、それ以外で獲ったアウトの際、それぞれ異なる効果音が流れる(犠牲バント犠牲フライのように、相手のチャンス拡大や得点が入る場合も同様)。また、守備時には、事前に収録した選手やファンからのインタビューを流すこともある。

年数回、「ライオンズフリーク」という放送形態で放送することがある。この場合、3塁側の内野スタンドに放送席を設け、ライオンズファンの芸能人やNACK5パーソナリティーをゲストに迎え、あたかもスタンドで一緒に試合を見ているかのように放送する。スタンドに放送席を設けるため、ファールボールが放送席周辺に飛んできて、出演者が驚くことも少なくない。(実際に2013年8月24日の放送では、放送席の目の前にいたゲストの池辺愛のマネージャーがボールをキャッチしている。)

2014年度からは、ライオンズ主催試合に原則として解説(主に平尾博嗣)もしくはゲストを配置するようになり、元来の一人喋り形態の中継はライオンズがビジターとなる試合(関東開催となるロッテ主催も含む)が中心となっている。

放送時間

2014年度の『NACK5 SUNDAY LIONS』の放送時間。

  • デーゲーム
    • 13時試合開始:12:55 - 16:00(最大延長 17:00)
    • 14時試合開始:13:55 - 16:00(最大延長 17:50)
    • 15時試合開始:14:55 - 17:00(最大延長 19:00)
  • 最大延長は上記のように定められているが、デーゲームの場合には試合展開に応じて、最大延長制限時刻を過ぎてからも数分程度中継を続ける場合もある。
  • 放送時間が延長になった場合、「〜IDOL SHOWCASE〜 i-BAN!!」は放送開始時刻を繰り下げて放送する。
  • ナイトゲーム
    • 16時試合開始:15:55 - 20:00
    • 17時試合開始:16:55 - 21:00
    • 18時試合開始:17:55 - 21:00
  • この他、ライオンズが日本シリーズに出場した時は、平日でも全試合試合終了まで中継する。

放送形態の変遷

  • 1989年 平日リレー中継+土曜・日曜 全試合完全中継(詳細は後述)
  • 1990年 - 2004年 土曜・日曜 全試合完全中継
  • 2005年 - 2009年 土曜・日曜 ほぼ全試合中継(放送出来ない主催球団や理由は後述)
最大延長を設定。(年度により異なるが、デーゲームは土曜17:45・日曜17:00、ナイトゲームは21:00が基本。)
  • 2010年 土曜 デーゲームのみ。日曜 ほぼ全試合中継。
  • 2011年以降 土曜 原則として西武ドームのナイトゲームのみ。日曜 セ・パ交流戦期間中のビジターゲームを除いて中継。

備考

  • NACK5の春改編は4月1日、秋改編は10月1日であることから、原則として4月最初の日曜日から放送を開始し、9月最後の日曜日に放送を終了する。ただし、シーズン開幕戦など期間外に特番として放送することがあるほか、日本シリーズに西武が進出した場合は全試合を中継する。
  • 1989年当時は、平日の『文化放送ライオンズナイター』が最大でも21:30で放送を終了していたため、これより後に試合が延長した場合は、これからリレーする形でNACK5が引き続きその中継を放送していた。このリレーナイター枠は当時の番組表では『SPORTS795』と記載されていた。翌年1990年は、ライオンズナイターの最大延長が21:50までとなったため、NACK5でのリレー中継放送は無くなった。なお、2013年は3月29日(金曜日)の開幕戦「西武対日本ハム」を一部中継した。日本シリーズ中継以外で平日での文化放送の中継と放送時間が被るケースは初となる。翌2014年3月28日の開幕戦「西武対楽天」でも同様の措置が採られた。
  • 1990年代は、他球場途中経過の際に松本孝弘の「LIFE」がバックテーマとして流れていた。
  • 祝日のデーゲームは1989年 - 2004年に文化放送が中継しない場合に『NACK5 SPORTS SPECIAL』として放送された。
  • セ・パ交流戦の対読売ジャイアンツ・対東京ヤクルトスワローズ戦はライオンズ主催試合のみ放送。放送権の関係(巨人主催は文化放送およびNRNの放送権確保のため[2]、ヤクルト主催はNRNにしか放送権がないため)から、巨人・ヤクルト主催試合は元来放送なし。さらに2011年度からはセ・パ交流戦期間中はライオンズ主催試合のみの放送とし、セ・リーグ主催のビジター戦は巨人・ヤクルト主催に限らず一切放送しなくなった。また、NACK5はAM局によるネットワークに加盟していないが、パ・リーグ主催のビジター戦は放送権を文化放送と共有して中継を行っている。そのため、文化放送の日曜夕方のスポーツニュース番組である『斉藤一美のスポーツタイム ズミスポ』等で一部のホームゲームを除き、この番組で実況したライオンズの得点シーンをそのまま放送されている。
  • 当日のプロ野球が全試合デーゲームとなった場合、各在京AM局は原則として生中継を行わない(アール・エフ・ラジオ日本が巨人主催試合の録音中継を行う程度)ため、この番組が在京ラジオ局唯一のプロ野球生中継となることが多い。このケースでさらに巨人戦がビジターのデーゲームだと、録音も含めて在京ラジオ局唯一のプロ野球中継となる。
  • ビジターのオリックス戦は、ナイター時の予備カードからの昇格でない限り、地元の在阪局では原則として放送されないため、事実上の独占中継になることがある。
  • NACK5 TRAFFICはホームゲームでは3回裏、5回裏、7回裏終了後、ビジターゲームでは3回表、5回表、7回表終了後に放送される。加えてデーゲーム中継が4:30前後まで延長した場合、番組終了後にもう1回放送される。
  • 2011年度からの『NACK5 SATURDAY LIONS』は西武ドームのナイトゲームのみを中継することになり、放送時間は土曜17:55 - 21:00に固定された。なお、同時間に放送されているスポーツ番組の『SPO-NOW』に当番組が内包される形式をとっており、『NACK5 SPO-NOW SATURDAY LIONS』として中継する。また、ゲストも土曜日の中継に集中的に出演するようになっている。
    • 2012年も西武ドームのナイトゲームのみの中継とするが、前年との違いは、17:00開始の試合での中継開始時刻が16:55に再拡大され、『SPO-NOW』への内包も解消された(『SPO-NOW』自体は雨傘もしくはクッション番組の扱いとなる)。また、西武ドームのナイトゲームが少ないため、大宮開催のデーゲーム1試合を『NACK5 SPORTS SPECIAL SATURDAY LIONS in 大宮』として放送することになっていた(しかし該当試合は雨のため中止となった)。
    • 2013年は17:00開始試合での放送時間が再度17:55 - 21:00に戻った。また、野球中継が『SPO-NOW』の特別版の扱いとなった。

実況アナウンサー (VOICE OF LIONS)

現在

全員フリーアナウンサーで、上野は2010年まで文化放送のスポーツアナウンサー(スポーツ部ディレクターを経て退職 → 2014年からフリーアナウンサーに転身)。NACK5が文化放送と業務提携を結んでいる関係で、文化放送のアナウンサー時代にも当番組で実況を経験している。坂は、今シーズンをもってNACK5の実況は最後である。
土曜日にほぼ毎週放送していた時期には、関東地方以外のビジターゲームを中継する場合に、基本として1人のアナウンサーが2日連続で実況を担当していた。
VOICE OF LIONSという愛称が付いているが、そう名乗るのは坂のみで、それ以外のアナウンサーが言うことはほとんどない。

ライオンズパーソナリティ(解説)

※2014年から新設。ただし、出演は原則としてライオンズ主催試合のみで、ビジターゲームの中継には出演しない。

  • 平尾博嗣(ただし2013年もゲストの一人として不定期に出演していた)

過去

2002年までは、上野や斉藤一美など、文化放送のスポーツアナウンサーがおおむね実況を担当。現在『文化放送ライオンズナイター』を担当しているアナウンサーは、ほぼ全員当番組の中継で実況していた。ただし、斉藤、飯塚治砂山圭大郎については、『文化放送ライオンズナイター』での実況デビューの前に当番組で実況を経験している。
2003年以降は、フリーアナウンサーのみが実況を担当。2004年までは松岡俊道2005年までは節丸裕一2010年までは矢野吉彦染谷恵二も実況陣に加わっていた。

ライオンズレポーター

  • 菅野晃子(1989年~1990年)
  • 吉野麻子(1991年~1992年・1994年~2004年)
  • 中村一葉(1993年)
  • 千代綾香2005年~2011年[3]
  • 工藤むつみ(2012年~)
    • ライオンズの勝利時の監督インタビューも担当する(土日であればNACK5が放送しない日も担当する)。
    • NACK5の放送がない平日および土曜日もNACK5の各番組内でレポートを入れるため、ライオンズに帯同する。
2011年までは「ライオンズナビゲーター」の肩書きであった。

スタジオ担当

現在
  • 小笠原聖(2014年)
    • 実況も担当しているが、2011年・2012年はSPO-NOWが土曜日の雨傘およびクッション番組であることから、土曜日はスタジオ担当専任だった。2014年の実況担当時の対応は未定。

エンディングテーマ

ライオンズが勝った場合、エンディングテーマに乗せてライオンズの得点シーンなどの実況音源を流す。ライオンズ敗戦時は、実況音源挿入をせずに曲のみを流す場合と、エンディングそのものが省略される場合に分かれる。

現在

  • あなたが教えてくれたこと(せきぐちゆき
    • 2013年からのエンディングテーマ。NACK5スポーツ中継のテーマソングとして使われている。

過去

  • 君の中の少年(馬場俊英
  • 全員がヒーロー(RAG FAIR
    • 2008年〜2010年の土曜日のエンディングテーマ。2008年は土屋礼央のソロバージョン。2009・2010年はRAG FAIRバージョンを使用。シングル『メリミー!!』に収録。
  • 歩み (せきぐちゆき)
    • 2012年のエンディングテーマ。

レインコート(雨天中止時)の番組

土曜日
ナイターの中継試合がない場合は通常バージョンの『SPO-NOW Saturday』をそのまま放送。不定期に行われるデーゲーム中継が中止となった場合は、通常の定時番組を放送する。どちらのケースで試合が早く終わった場合も、それ以降は同様の措置となる(ただしナイターの場合は定刻まで球場からスポーツ情報や中継出演者のトークで繋ぐ場合がある)。
2010年までは、デーゲーム、ナイターともに日曜日と同様の措置だった。
日曜日
中継予定試合が中止となった場合は、『NACK5 SPORTS WORLD』と題して、スタジオからスポーツ情報と音楽を放送する。17:00開始のナイターなどで試合が早く終わった場合にも、試合の実況中継に引き続いて放送されることがある(2013年まではナイター時の中継延長時に、次の定時番組までの時間調整として放送されることがあったが、2014年からは『SPO-NOW Sunday』の短縮で対応するようになったため、このようなケースは殆どなくなった)。また、試合開始後早期にノーゲームとなるなど時間が大幅に余るケースでも『SUNDAY LIONS』のスタジオバージョンとして同様の内容を放送する。ただし、デーゲームにおいてタイムテーブル上の定刻以降に終了した場合は、その時点から『〜IDOL SHOWCASE〜 i-BAN!!』を開始する。
なお、当日の西武戦がセ・パ交流戦のビジターカードであったり、オールスター休み等で西武戦の開催そのものがない場合は、代替の単発特別番組『NACK5 SPECIAL PROGRAM』を編成して埋め合わせる。2014年5月25日の日本女子プロ野球の中継[4]など、代替のスポーツ中継(『NACK5 SPORTS SPECIAL』)が編成されることもある。

過去のスタジオ担当

脚注

  1. 該当試合では文化放送が九州朝日放送東海ラジオ放送向けに中継を制作し裏送り、もしくはこれらの局に放送ブースを提供することがあるため。2011年からは2013年は対阪神戦でも朝日放送に同様の扱いを行っていたが、2014年は朝日放送がTBSラジオのブースでの放送に戻したため、NACK5も文化放送のブースでの放送に戻した。なお、対日本ハム戦ではSTVラジオが現在デーゲーム中継を行わないため、NACK5は通常通り文化放送のブースを共用する。また、ナイターの場合は対戦カードに関係なくNRNナイターの予備配置があるため、文化放送のブースを使わないことが殆どである。
  2. 2011年6月19日は当該試合がデーゲームで開催されるが、文化放送も編成の都合上放送できず、代わりにニッポン放送が中継を実施。
  3. ::GYOKATO.NET::スポーツアナ加藤暁の熱き実況日記 - ようやくプロ野球モード 2012年2月6日閲覧
  4. 【お知らせ】ティアラカップ埼玉大会 ラジオ中継決定!! - 日本女子プロ野球リーグ 2014年5月5日閲覧

関連項目

外部リンク