コンスタンタン
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コンスタンタンは銅55%Ni45%の組成からなる合金である。
銅の中のNiの成分比を変化させると、約Ni50%の付近で電気抵抗値が最高値を示し、抵抗の温度係数が最低になり、熱起電力が最低になる。
電気抵抗の温度係数が小さいことから、ひずみゲージ・精密抵抗に使われる。熱起電力が低いことから、たとえば熱電対に使われる。熱電対の相手の金属はたとえば銅とか、鉄などである。
物理的性質
(データは誤りを含む可能性もあります)
電気抵抗 | 0.50×10−6 Ω·m |
電気抵抗の温度係数 at 20 °C | 0.00001 |
密度 | 8.9 g/cm³ |
比熱 | 0.41 kJ/(kg·K) |
線膨張係数 | 0.000015 /K |
融点 | 1225-1300 °C |
鋼との静摩擦係数(無潤滑) | 0.4μs |