キハーダ
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テンプレート:Infobox 楽器 キハーダ(スペイン語:quijada)は、体鳴楽器に分類される打楽器のひとつ。キューバの楽器である。quijadaは顎の骨の意味。
ロバや馬の下あごの骨を乾燥させることで歯肉を取り除くと、歯肉の厚み分だけ歯と骨に遊びができ、骨に付いたまま歯が自由に動くようになる。これを楽器として用いたものである。鈴を付けたものもある。
これを振ったり、叩いたり、棒などでこすったりして音を出す。日本の時代劇の効果音や演歌などでしばしば使われる、「カーッ」という音はこの楽器によって作られる(北島三郎の「与作」、荒井由実の「中央フリーウェイ」など)。
この楽器が得られないときには、ヴィブラスラップで代用される。