カンムリサギ
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カンムリサギ(冠鷺、学名:Ardeola ralloides)は、コウノトリ目サギ科に分類される鳥類の一種。
分布
ヨーロッパ南部や中近東で繁殖し、冬季はサハラ砂漠以南のアフリカに渡り越冬する。
形態
体長40-49 cm、翼開長82-95 cm。首が短く嘴が太短い。体は淡褐色で頭と首に縦縞模様がある。地上では淡褐色の鳥だが、翼が白色で飛翔すると白色が目立つ。頭の後ろに繁殖期になると目立つ長い飾り羽がある。
生態
アシ原や海岸などに生息する。
小魚、カエル、昆虫を主に捕食する。
繁殖期にはサギ科の仲間で湿地に集まりコロニーを形成し、樹上や草原に木の枝で巣を作る。巣材は雄が集め、造巣は雌が行う。1腹4-6個の卵を産み、抱卵期間は22-24日である。抱卵は雌が行い、育雛は雌雄共同で行う。雛は35-45日で巣立ちする。
関連項目
参考文献
- 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、27-28頁テンプレート:Bird-stub