カラット
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カラットは、宝石の質量単位、または金の純度を示す単位である。
宝石の質量単位
テンプレート:Infobox カラット(carat、記号: ct、car)は、ダイヤモンドなどの宝石の質量を表す単位である。現在は、1カラット=200ミリグラム(=0.2グラム)と規定されている。分量単位としてポイントがあり、1カラット=100ポイントである。
語源は、アラビア語のquirrat(デイゴ)か、ギリシャ語のkeration(イナゴマメ)だといわれる。宝石の重さを表すのに用いられた「デイゴ(イナゴマメ)何粒分の重さか」という単位が起源だとされる[1]。
後にヤード・ポンド法のグレーンと関連づけられ、およそ205ミリグラムとなった。国際的には、1907年のメートル条約の会議で1カラット=200ミリグラムと定められた。
カラットは国際単位系 (SI) の単位ではなく、SIと併用してよい単位ともされていない。しかし、宝石の計量単位として国際的に使われていることから、日本の計量法では「宝石の質量の計量」に限定して使用できる単位となっている[2]。
宝石の取引は、厳密には定められた基準をクリアした計量器で計量されたカラット単位を示すことしか認められていないが、ミネラルショーなどでは簡易型の計量器が慣習的に使われていることが多い。
カラット、カット、カラー、クラリティ(透明度)の4つがダイヤモンドの品質を決めるとされ、「4C」と総称される。
金の純度の単位
テンプレート:Infobox テンプレート:Main カラット(karat、記号: K、Kt)は、金製品の金の純度を24分率で示す単位である。日本では「金」という略称で、24金や18金などと呼ばれることもある。