カメレオン座
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カメレオン座 (Chamaeleon) は、南天の星座の1つ。天の南極の近くにあるために日本国内では観測できない。
主な天体
恒星
テンプレート:See also カメレオン座には固有名を持つ恒星はない。
- α星:カメレオン座で最も明るい恒星。薄黄色の4.05等星、スペクトル型がF5IVの準巨星、距離63光年、実視絶対光度は太陽の7倍。
- β星:青白く輝く4.24等星、スペクトル型がB5Vの主系列星、距離250光年、実視絶対光度は太陽の70倍。
- γ星:4.11等、スペクトル型がM0IIIの赤色巨星、距離410光年、実視絶対光度は太陽の100倍。
- δ星:7分離れた4.45等と5.46等の2つの星からなる見かけの二重星。
- ε星:1.1秒離れた5.5等と6.3等の2つの星からなる二重星。
- ζ星:青白い5.07等星、スペクトル型がB5Vの主系列星、距離540光年。
- θ星:オレンジ色の4.34等星、スペクトル型がK0IIIの巨星、距離154光年、実視絶対光度は太陽の40倍。
- HD 63454:9.4等星。太陽系外惑星がある。
その他
由来と歴史
テンプレート:See also カメレオン座は16世紀以降に作られた新しい星座であり、神話はない。
ペーテル・ケイセルとフレデリック・デ・ハウトマンが残した観測記録を元にペトルス・プランシウスが1597年に作成した地球儀に残したものが最初である。ヨハン・バイエルが1603年に発刊したウラノメトリアでそれを引用したことにより世に知られるようになった[1]。