エントロピー弾性(エントロピーだんせい)とは、温度を一定にして体積を変化させたときのエントロピー変化により生じる弾性力である。具体的には閉空間に閉じ込めた気体や、高分子などの物体に応力を加えて引き伸ばした際にエントロピーが低下し、エントロピー増大則によってミクロブラウン運動が起こり、元の形状に戻ろうとする力が生じている。
代表的なものとしてゴム状態の固体が持つゴム弾性がある。また形状記憶合金の性質にもエントロピー弾性が働いていると考えられる。
もう1種の弾性として「エネルギー弾性」がある。
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