アングラ・レコード・クラブ
アングラ・レコード・クラブ (通称: URC) は、1969年2月に設立された会員制レコードクラブ。 現在は会員制クラブとしての活動は行っておらず、販売権を持つポニーキャニオンが過去のレコードをCDとして復刻、販売している。 「日本で最初のインディーズレーベル」と言われる事もある。
歴史
黎明期
当初は通信販売のみで、会費を納めた会員にレコードを送ると言う会員制だったが、1000名の募集人数を大幅に超える会員希望者が殺到。募集人数を2000名に拡大したがそれでも入会希望者が後を絶たず、正式にインディーズのレコード会社「URCレコード」として発足した。当初は流通は通さずにレコード店と直接契約と言う形で販売をしていたが、その後URCの規模縮小の際に販売を旧エレックレコードに委託した。エレック倒産後は東宝レコードとアンダーグラウンド・ディスク・センター(UDC)へと販売を委託するも、制作数は激減し、70年代終わりに活動を停止。その後、SMS(渡辺プロダクション系列)から復刻されたのを始めに、キティレコード→東芝EMI→エイベックスと発売元も変化していった。エイベックスは一時アマゾンと提携し、アマゾンのサイト上で再発予定の諸作品のリクエストを募っていた。一定数のリクエストが集まった時点で再発を決定し、アマゾンで限定販売を行っていた。
現在
現在は原盤権をシンコー・ミュージックが取得し、販売権をポニーキャニオンが取得している。以前はエイベックスグループのプライムディレクションだった。なお、ポニーキャニオンはエレックレコードの販売権も取得している。現在同社は「エレックレコード・URCレコード復刻プロジェクト2009」を立ち上げ、2つのレーベルの作品の復刻に力を注いでいる。全ての作品はハイ・クオリティCDで再発されている。 また、メジャーレコード会社に販売権が移っているため、URCは当時インディーズレーベルであったにも関わらず、同レーベルの作品はメジャー作品扱いになっている。