おおぐま座イータ星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルカイドから転送)
移動先: 案内検索

テンプレート:天体 基本 テンプレート:天体 位置 テンプレート:天体 物理 テンプレート:天体 別名称 テンプレート:天体 終了

おおぐま座η星は、おおぐま座恒星で2等星。北斗七星を形成する恒星の1つでもあり、ひしゃくの柄の先に位置する。

特徴

地球からは北斗七星の他の星と近い位置にあるように見える。しかし、この恒星とα星は、他の北斗七星の星が属しているおおぐま座運動星団に属していない。

青白い主系列星であり、比較的若い星である。肉眼で見ることのできる星としては高温の部類に入る。恒星風による強いX線による温度上昇もあるとみられている[1]

名称

Eta Ursae Majoris、略称は η UMa。別名アルカイド (Alkaid) は「先頭の娘」という意味をもつアラビア語が語源で、ベネトナシュ(Benetnasch)は「大きい棺台の娘達の長」を意味するアラビア語の K.a_'id Bana_t al Na'ash(カイド・バナト・アル・ナアシュ)を語源とする。どちらも北斗七星のうち、α星β星γ星δ星が形作る四角形を棺台に見立て、ε星ζ星、η星を、棺台を引く娘たちと見立てたことに由来する[2]リチャード・ヒンクリー・アレンは、ポラリス(現在の北極星)の近くを取り囲む星々はベネトナシュの娘たちであり、北極星の周りを周回する星は、厳かな動きをしていると考えられているとしている[3][4]

また、中国では『史光記』の「天官書」での名は揺光密教経典『仏説北斗七星延命経』では破軍はぐん)である。この星の守護を得ると、戦に勝てると信じられていた。または、単に北斗七とすることもある[5]

画像

ファイル:Ursa Major2.jpg
Sydney Hallによる、おおぐま座の星を表現した図。η星は尾の先の部分にあたる。

脚注

注釈

引用エラー: <references> で定義されている <ref> タグに、先行するテキスト内で使用されていない group 属性「注」があります。
引用エラー: <references> で定義されている <ref> タグに、先行するテキスト内で使用されていない group 属性「注」があります。

出典

  1. [1]
  2. http://www4.airnet.ne.jp/mira/seishu/name/a/uma.html
  3. http://www.constellationsofwords.com/stars/Alkaid.html
  4. Star Names, Their Lore and Meaning, Richard Hinchley Allen, 1889
  5. http://homepage2.nifty.com/Mithra/HP_Mithraic_Theology_Comic_Itsuki.html

引用エラー: <references> で定義されている name "simbad" の <ref> タグは、先行するテキスト内で使用されていません。
引用エラー: <references> で定義されている name "yale" の <ref> タグは、先行するテキスト内で使用されていません。

関連項目

テンプレート:Astro-stub