やまと山脈

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やまと山脈(やまとさんみゃく、大和山脈)は、南極大陸クイーン・モード・ランド山脈[1]昭和基地から約300km南西に位置する[1]。標高は約1800m前後であり、最高峰は福島岳の2,470m[1]ベルギーファビオラ王妃にちなんで、クイーン・ファビオラ山脈(Queen Fabiola Mountains)とも呼ばれる[1]

1959年にベルギーの観測隊員が昭和基地への飛行中に上空から発見した[1]。翌年日本の南極観測隊の第4次越冬隊が1960年11月1日から12月15日に渡って踏査した[1][2]。命名は1961年であり[1]、同時にみずほ平原白瀬氷河福島岳が命名された[3]

南極観測隊がこの山脈において、数千個の隕石を発掘、回収したが、この中にはが起源の隕石も多数含まれる[4]

関連項目

脚注

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  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 『コンサイス地名辞典 外国編』、三省堂、1977年7月、P1075。
  2. 吉田栄夫「II東南極やまと山地の地形について(アブストラクト)」
  3. 南極の観測年表(稚内青少年科学館)
  4. 矢内桂三「南極で発見された月起源隕石」(惑星地質ニュース第2巻3号)