まぐまぐ
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テンプレート:Infobox 株式会社まぐまぐとは、メールマガジン配信サービスを取り扱う日本の企業である。
また、まぐまぐが運営するホームページの一般的名称は「まぐまぐ!」である。以前の正式名称は「インターネットの本屋さん『まぐまぐ』」。
概要
メールマガジン代行発行業務を柱とした、メールマガジン登録や過去のバックナンバー閲覧などのサービス、有料メールマガジンの料金回収代行業務などを行う。設立当時においては競合する事業者が少なかったこともあり、会員を着実に伸ばした。
2008年1月時点でメールマガジン数29,000誌、のべ読者登録数36,760,000人という規模となっている。
有料メールマガジン配信サービスまぐまぐ!プレミアムは、発行マガジン数1,000誌、読者会員120,000人(2008年8月現在)。
沿革
- 1995年8月8日 - 大川弘一が個人事業として会社ユナイテッドデジタルを設立
- 1997年1月7日 - ユナイテッドデジタルの一事業部門として、メールマガジン配信サービスのサイトが誕生
- 当時のメールマガジン数 15誌 総読者登録数 約1万
- 1998年6月1日 - ユナイテッドデジタルが有限会社化
- 1999年1月 - 株式会社まぐまぐとして部門を切り離した子会社設立
- 1999年9月 - 広告販売管理機能を分社化し、インターキュー(現:GMOインターネット)とともに、株式会社まぐクリック(現:GMOアドパートナーズ)を設立。
- 1999年12月8日 - 携帯向けメールマガジンサイト「ミニまぐ」誕生
- 2000年5月29日 - ユナイテッドデジタルが株式会社化
- 2001年6月17日 - 「ミニまぐ」が「まぐまぐ!」から独立
- 2001年8月1日 - 有料メールマガジン配信システム『まぐまぐ!プレミアム』を公開
- 2002年6月14日 - パピレスと提携し、有料ダウンロード書籍の取り扱いを開始
- 2009年11月18日 - 「ミニまぐ」を「まぐまぐ!」に統合
- 2010年2月 - 堀江貴文の有料メルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」を創刊。有料メルマガブームの先駆けとなる。
なお、メールマガジン配信サービスとしての「まぐまぐ!」は、深水英一郎が個人サイトとして立ち上げたものが最初である。利用者が増えたのを期に、深水の呼びかけに手を上げた大川と共に事業化した[1][2]。
公式メールマガジン
- ウィークリーまぐまぐ 総合版/ビジネス版/エンタテイメント版/ライフスタイル版/総合版増刊/ウィークエンドビジネス増刊/エンタテイメント版増刊/ライフスタイル版増刊/
- マネーのまぐまぐ!
- 競馬のまぐまぐ!
- 英語のまぐまぐ!
- 車のまぐまぐ!
- 教育のまぐまぐ!
- 育児のまぐまぐ!
- 働く30代のための仕事術指南『キャリまぐ!』
- ビジネスキーパーソンWebインタビュー
- 懸まぐ!スピードくじメール
- Weekly女子まぐ
エイプリルフール
「まぐまぐ!」は、エイプリルフールにトップページでさまざまなネタを掲載することでも知られている。
- 1998年にはトップページに噴火の画像が掲載された。
- 1999年にはサイト名を「まろまろ」に改称。
- 2000年にはサイト名を「まげまげ」に改称。
- 2001年にはサイト名を「づらづら」に改称[3]。
- 2002年にはトップページの表示が逆転した[4]。
- 2003年にはトップページが手書きになった[5]。
- 2004年にはトップページにクマや漁の様子などの写真が掲載された[6]。
- 2005年にはトップページが「桜の木の下でビールを飲んでいるまぐまぐちゃん(まぐまぐのマスコットキャラクター)の画像」で隠された[7]。
- 2006年にはサイト名を「えがえが!」に改称、マスコットキャラクターに江頭2:50を起用した[8]。
- 2007年にはまぐまぐ社員が登場する動画「オセロボクシング」が掲載された[9]。
- 2008年にはリアル音声合成プログラム「グレゴリオ聖子」[10]、袋ラーメン配達・調理の「袋麺代行サービス」[11]、flickr APIを使用した画像検索「肌質検索サービス」[12]の3サービスが同時リリースされた。
- 2009年にはトップページに「Googleに仲間入りしました」と掲載された。
- 2012年には社員が暴走族スタイルで登場する「株式会社魔愚魔愚 採用情報」を掲載。
- 2014年にはエイプリルフール企画は行われず、代わりに過去のエイプリルフール企画を振り返るコーナーを掲載[13]。
まぐまぐVOW
自社発行のメールマガジンに、メールマガジン情報を提供する「ウィークリーまぐまぐ」がある。その中のコーナーの1つである「まぐまぐVOW」では読者から寄せられた笑い話などを紹介しており、書籍化もされている。
- まぐまぐVOW(1999年12月、宝島社、ISBN 4796616748)
- まぐまぐVOW2(2001年1月、宝島社、ISBN 4796620648)
- まぐまぐVOW3(2002年4月、宝島社、ISBN 4796626662)