はた万次郎
テンプレート:Mboxテンプレート:Sidebar with collapsible lists はた 万次郎(はた まんじろう、1962年7月16日 - )は、日本の漫画家。北海道釧路市出身、上川郡下川町在住。
1980年に上京。日本電信電話公社(現日本電信電話株式会社)電報課に勤めながらプロの漫画家を目指し、1985年に漫画家生活をスタート。1992年に北海道上川郡下川町に移住、愛犬のウッシー(2009年没)との田舎暮らしの日々を綴った漫画『ウッシーとの日々』を『ビジネスジャンプ』(集英社)に連載し、話題となる。もともとルポ漫画やエッセイ漫画が多かったが、下川町移住後は文章によるエッセイも執筆。
作風
一貫してエッセイ漫画がメインである。しかし東京時代と北海道時代ではコマ割りや絵に大きな変化がある。与えられるページが少ないこともあり、東京時代の「おもしろ図鑑」までの作品はコマ割りが非常に細かく、1ページあたり20コマ前後の細かいコマ割りで話の密度を高めていた。絵の描きこみの濃さや見開きを使ったインパクトのある緻密な絵も見られた。東京時代は、ルポの対象としてオカルト、UFOネタも好んでいたが(そのネタだけでまとめた「はた万次郎のUFO超能力大図鑑」という単行本もある。ただし、オカルト、UFO研究者たちに好意的ながらも若干距離を置いたスタンスである)移住後はあまり取り上げることがなくなっている。特に東京時代はしばしば作中に写真を挿入しているが、それらに写る本人はほとんどメガネをかけているのに対し、マンガの中での本人は一貫してメガネなしである。
北海道移住後はこれまでのスタイルを変え、コマ割りは通常の漫画と同様1ページあたり7コマ前後となり、絵柄がシンプルなものへと変わっている。
1990年代後半にパソコンを導入。彩色は完全にデジタルとなる。特殊な色使いをしたカラーイラストが特徴である。
作品の一覧
漫画
- ナンダくん
- はた万次郎の青春絵日記(「ビジネスジャンプ」1985〜1987)
- はた万遊記
- タケオちゃんでございますよ
- はた万次郎のおもしろ図鑑(「週刊ヤングジャンプ」1987〜1992)
- はた万次郎のUFO超能力大図鑑(1991)
- 北海道青空日記
- ウッシーとの日々(「ビジネスジャンプ」1993〜1999)
- はた万次郎の生活と意見(2000〜2005)
- ウッシーの生活と意見
- 三コママンガ(「北海道新聞地方版」2002〜)
- サムイ伝(「月刊スキージャーナル」2008〜)
- 拝啓、ご近所様(「ソウルスライド」第3号/2008)
- 明日のために(「ソウルスライド」第4号/2009)
絵物語
- 北の絵物語(「Green」2011〜)
エッセイ
- 北海道田舎移住日記(当初「アブラコの朝」のタイトルで発表。文庫本化にあたり改題)
- 夢の筆箱(「Green」2000〜2005)
イラスト
- ヒロ中田の旅の玉手箱(「北海道じゃらん」1996〜)
- オアシス―不思議な犬と少年の日々(竹内真/著 はた万次郎/絵)
- ひとりガサゴソ飲む夜は……(椎名誠/著 はた万次郎/絵)
- 草の記憶(文庫版 椎名誠/著 はた万次郎/絵)