だし (郷土料理)

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だしは、山形県村山地方郷土料理である。夏野菜香味野菜を細かくきざみ、醤油などであえたもの。白飯豆腐にかけて食す。一般的には出汁と区別して、山形のだしと呼ばれるが、「山形のだし」は株式会社マルハチ商標登録している。山形にはだしを製造する漬物会社がいくつか存在する。

作り方

よく冷やした野菜を、五ミリ大に荒くみじん切りにし混ぜ合わせ、醤油うま味調味料などで味付けする。味を馴染ませるため数時間から一晩ほど寝かせる場合もある。主に茄子胡瓜などの夏野菜と、少量の紫蘇茗荷生姜などの香味野菜を用いる。もっとも、身近な野菜であれば食材を選ばず、人参ピーマンなどの冷蔵庫の残り野菜を何でも使うことができる。茹でたオクラ昆布、納豆昆布、めかぶを使って、粘り気を出すこともある。各家庭によって、それぞれに異なった味付けがあるのも特徴。 

食べ方

出来上がった「だし」は、大皿に盛られ、各自が適量を温かいご飯に載せて食べるのが一般的。また、豆腐にかけて、冷奴の薬味の替わりとして食べられることも多い。蕎麦つゆに同量を入れ、麺に絡ませる食べ方もある。

その他

脚注

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参考資料

関連項目

  • おいしい山形HP
  • テンプレート:Cite web