こどもの国駅 (愛知県)
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テンプレート:駅情報 こどもの国駅(こどものくにえき)は、愛知県西尾市東幡豆町御堂前にある、名古屋鉄道(名鉄)蒲郡線の駅である。
概要
名鉄の観光路線として1974年(昭和49年)10月29日に開園した「愛知こどもの国」の最寄り駅として、現在位置より300mほど東側にあった洲崎駅を移転し開業した。1976年(昭和51年)10月10日に現在の駅名に改称した。かつて(1984年頃まで)は特急などが当駅に特別停車していたこともある。
多くの乗降客を見込んだことから蒲郡線では唯一の6両編成対応のホームがあるが、現在は長い編成の列車が入線しないため、ホームの一部が立ち入り禁止となっている。
当駅ではmanacaが使用できない。
駅構造
6両編成対応の単式1面1線ホームを持つ高架駅である。2面2線化にも対応可能な構造であった。駅入口は地上にあり団体客に対応するため大変広く造られ、ホームへは階段を利用する。駅集中管理システム未導入の無人駅であるが、吉良吉田 - 蒲郡間のワンマン運転対応のためホーム上には自動券売機が設置され、インターホンによる呼び出しで駅員と応対ができる。
路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|
■蒲郡線 | 下り | 蒲郡方面 |
上り | 吉良吉田方面 |
配線図
乗車カードの印字
テンプレート:出典の明記 吉良吉田以遠から(へ)利用して、吉良吉田駅でカードを処理した際の印字である。
- トランパスは「こど」であった。
- IC乗車カードを使用した場合は、manaca,TOICAエリアのチャージ機での履歴印字は「こども国」。
- モバイルSuicaは「TPこども」と記録される。
利用状況
愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は2006年度86人、2009年度79人であり、年々大きく減少している。名鉄全線において、利用客はワーストであるにもかかわらず、「愛知こどもの国」の最寄り駅ということもあってか廃止の話はあがっていない(「愛知こどもの国」へは当駅より徒歩15分)。なお、当駅に次いで三河線の三河知立駅が少ない。現在名鉄では唯一乗車人員が三桁を切っている(以前は弥富口駅など二桁の駅は複数存在した)。
駅周辺
- 愛知こどもの国
- 洲崎公民館
歴史
- 1936年(昭和11年)7月24日 - 洲崎駅(初代)開業
- 1944年(昭和19年) - 休止
- 1952年(昭和27年)10月1日 - 西へ移転し、復活(二代目)、このときより無人駅となる
- 1974年(昭和49年)10月 - 現在の位置へ移動(三代目)
- 1976年(昭和51年)10月10日 - こどもの国駅に改称
隣の駅
脚注