鞍馬駅
鞍馬駅(くらまえき)は、京都府京都市左京区鞍馬本町にある叡山電鉄鞍馬線の駅。終着駅である。駅ナンバリングはE17。
スルッとKANSAIのカードが使用できる駅としては最北端の鉄道駅[1]に当たる。
接続する鉄道路線
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。出入口は分離されており、出口のすぐ外側にトイレが設置されている。出入口ともに自動改札機が設置されている。駅舎は寺院風の木造建築であり、京阪鴨東線開業時に改築された[2]。
朝晩以外は駅員が配置されている。また、自動券売機が設置されており、9時30分から16時30分(観光シーズン等は延長あり)まで稼動する。駅員が配置されている間は、出町柳からの電車が到着し、乗客がすべて下車するまでは、入口の自動改札機前にロープが張られてホームに入場することはできない。無人時間帯は電車にて無人駅と同様の扱いを行う。駅舎は閉鎖され、駅舎左側を回り有人時間帯の出口横の通路よりホームに入る。
駅前からホームまではほぼ平面である。自動改札機も車椅子対応の幅広のものになっている。出口側は通常の幅の自動改札機であるが横の通路から出場することが可能である。
駅前に天狗のオブジェがあり、構内に長年この線を走り続けたデナ21形電車の先頭部と動輪が保存されている。
1 | テンプレート:Color鞍馬線 | 宝ヶ池・出町柳方面 |
2 | テンプレート:Color鞍馬線 | 宝ヶ池・出町柳方面 |
駅周辺
駅前は小さいながら広場を有する。半分は駐車場となっているが、周囲には前記した天狗のオブジェや土産物店などがあり、くらま温泉の送迎バスなども発着する。
鞍馬街道に出て左に行くとすぐに鞍馬寺の山門がある。街道沿いには昔ながらの民家も多く残っている。山間の狭い所にある集落であり、農耕地は主に駅と反対側の民家裏に少し存在する程度である。2000年代時点では観光以外としては林業が中心であるが、京都市中心部まで40 - 50分程度、大阪市内まで約1時間30分(中之島駅までは約1時間40分)の所要時間であり通勤者も少なからずある。
バスのりば
鞍馬(駅から府道に出た所)(京都バス)
- 32系統:花脊峠・花背山の家・花背交流の森・大悲山口 経由 広河原行/上賀茂神社・堀川通り・北大路堀川・北大路駅 経由 京阪出町柳駅行
- バス自体は出町柳駅から出ているが、実際には当駅まで叡電を利用してからバスに乗り継いだほうが通し乗車するよりも鞍馬以北へ速く行ける。但し運賃はバスだけで通し乗車するよりも少し高くなる。
- 95系統(北山バーディ号):市原・江文神社前 経由 大原行(春分の日のみ運行)
歴史
- 1929年(昭和4年)10月20日 - 鞍馬電気鉄道の鞍馬仮駅が開業。
- 1929年(昭和4年)12月20日 - 鞍馬電気鉄道の鞍馬駅(現駅)が開業。鞍馬仮駅廃止。
- 1942年(昭和17年)8月1日 - 会社合併により京福電気鉄道の駅となる。
- 1986年(昭和61年)4月1日 - 会社再編により叡山電鉄の駅となる。
その他
第1回近畿の駅百選に選定されている。
京都模型より「昭和の駅舎シリーズ」として1/150サイズペーパーキットモデルが発売されている。
隣の駅
- 叡山電鉄
- テンプレート:Color鞍馬線
- 貴船口駅(E16) - 鞍馬駅(E17)
- ()内は駅番号を示す。
関連項目
脚注
外部リンク
- 鞍馬駅(叡山電鉄)
- 鞍馬停留所(京都バス)
- NHK映像マップ みちしる にっぽん木造駅舎の旅 鞍馬駅 - にっぽん木造駅舎の旅で鞍馬駅が紹介された時の映像