陸前矢作駅

ファイル:Rikuzen-Yahagi Station after 2011earthquake.jpg

震災後の再開を待つ陸前矢作駅。2011年6月現在、周辺には多数の仮設住宅が建設され始めている

陸前矢作駅（りくぜんやはぎえき）は、岩手県陸前高田市矢作町字打越にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）大船渡線の駅である。

この場所は1932年5月、鉄道建設に従事していた日本と朝鮮の作業員の間に乱闘が発生し死者3名など多くの犠牲が出た矢作事件が起こった場所である。

歴史

ファイル:JR Rikuzen yahagi sta 001.jpg

駅舎待合室。現在は住民の交流スペース

• 1933年（昭和8年）12月15日 - 開業。
• 1986年（昭和61年）11月1日 - 無人化。
• 1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
• 2011年（平成23年）3月11日 - 東日本大震災により営業休止。
• 2013年（平成25年）
  • 2月7日 - 震災後閉鎖されていた駅舎待合室を住民の交流スペースとして一般開放。
  • 3月2日 - BRTにより仮復旧。当駅は陸前高田駅からの支線の終着駅となり、従来の駅より竹駒駅寄りにBRTの駅を設置。
  • 4月26日 - BRT用の駅舎をBRT運行開始時の駅の位置から移設して整備。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。ホームは互い違いに設置されている。互いのホームは構内踏切で連絡している。

気仙沼駅管理の無人駅。駅舎は1998年1月に簡易なものに立て直された。

のりば

1	テンプレート:Color大船渡線（下り）	陸前高田・盛方面
2	テンプレート:Color大船渡線（上り）	気仙沼・一ノ関方面

利用状況

2013年度のBRTにおける乗車人員は1日平均17人。

駅周辺

田園地帯である。2011年3月11日、東日本大震災に伴う大津波が約1km下流にまで押し寄せたが当駅施設に特段の被害は無かった。陸前高田市内の鉄道駅で、津波による流失を免れたのは当駅のみである。

• 国道343号
• 下矢作簡易郵便局
• 矢作川

隣の駅

東日本旅客鉄道

テンプレート:Color大船渡線（BRT区間）

陸前矢作駅 - 竹駒駅

※BRT区間は鉄道運用時と経路が異なる（鹿折唐桑駅 - 陸前高田駅間）ため、陸前矢作方面は行き止まり支線運用となる。

テンプレート:Color大船渡線（鉄道運用時）

上鹿折駅 - 陸前矢作駅 - 竹駒駅

関連項目

• 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

• JR東日本 陸前矢作駅

テンプレート:大船渡線